邦人犯罪被害事例(2月8日及び9日:ラバト)

 ラバトのメディナにおいて,スリの被害が発生しましたので,ご連絡いたします。ラバトだけでなく観光都市のメディナで邦人を狙ったスリ,ひったくりが多発しておりますので,メディナを散策する際は常に周囲に注意を払い,貴重品の管理に十分注意してください。

ロッコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様

邦人犯罪被害(その1)

発生日時:2019年2月8日(金)16時30分〜17時00分の間

発生場所:ラバトのメディナ

被害手口:スリ

被害者:30代女性

概要:

 ラバト市内中心のモハメッド・エル・ファシ・ギャラリーの外で,スマートフォンで写真撮影後,スマートフォンをコートの外側右ポケットに入れた。その後,友人複数名とメディナを散策している間にスリにあった。最後にスマートフォンを使用してから30分以内に被害に気が付いた。被害に遭った場所は分からなかった。

大使館からのコメント:

 日本人は非常に目立つため,標的になりやすい事を意識してください。通りを歩行する際は,可能な限り人通りが少ない通りは避けるとともに,人通りの多い通りにおいても,警戒心を怠ることなく,常に周囲に怪しい人物や車両がいないか注意を払って下さい。スマートフォンや財布などの貴重品は,外部から見えないよう上着の内側のポケットやチャック付きのバッグに入れるなどし身体の前で抱え込むように保持するなど,周囲に「警戒心」をアピールすることが被害を未然に防ぐポイントとなります。

邦人犯罪被害(その2)

発生日時:2019年2月9日(土)12時00分〜12時05分の間

発生場所:ラバトのメディナ

被害手口:スリ

被害者:30代男性(単独)

概要:

 ラバトのメディナの路上で買物していたところ,背後から脇に抱えていたカバン(口紐とバックルの形状)に手を突っ込まれた。すぐに気が付いて振り向いたが,複数の通行人がおり,犯人は特定できなかった。また,カバンの中身を即座に確認したところ,財布がなくなっていたことに気づいた。なお,盗難に遭った現金は自宅から持ち出したもので,事前にATMで引き出したものではなかった。

大使館からのコメント:

 日本人は非常に目立つため,標的になりやすい事を意識し,単独で行動することは極力控えてください。通りを歩行する際は,可能な限り人通りが少ない通りは避けるとともに,人通りの多い通りにおいても,警戒心を怠ることなく,常に周囲に怪しい人物や車両がいないか注意を払って下さい。スマートフォンや財布などの貴重品は,外部から見えないよう上着の内側のポケットやチャック付きのカバンに入れるなどし身体の前で抱え込むように保持するなど,周囲に「警戒心」をアピールすることが被害を未然に防ぐポイントとなります。

 また,買い物中は商品や店員とのやりとりに意識が向いてしまい周囲への警戒心が薄れてしまうことから,複数名で行動している場合は,買い物をする方と見張りをする方に分かれるなどの工夫も重要です。

 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#  参照)

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