治安に関する注意喚起

1 報道等によると、2月15日、ヨルダン北部アジュルーン県アンジャラ地区において、治安機関と住民の間で衝突が発生し、その後、政府関係施設、治安機関車両に対する投石、銃撃等も発生しました。その結果、住民1名が死亡しています。

  現在も同地区は、一部道路閉鎖等が実施されています。

  今後も衝突や抗議活動発生の可能性がありますので、十分に注意してください。

2 報道等によると、2月14日、バルカ県ワディ・アズラク地区に所在する農地において爆発事案が発生し、市民1名及び治安機関員2名が死亡、治安機関員複数名が負傷しています。

○ アジュルーン県における治安機関と住民の衝突事案及びバルカ県における爆発事案については、報道等によると以下のとおりです。 

  

1 アジュルーン県における治安機関と住民の衝突事案

(1)発生場所

 ※ 発生場所は、以下の地区とされています。

  

参考:アジュルーン県アンジャラ地区(google map)

https://goo.gl/maps/25wRrxwR4gP2

(2)状況

  治安機関の取締りに抵抗した住民側と治安機関側とが争いなり、その最中に生じた発砲により住民側1名が死亡、同争いの結果、住民側及び警察側にも負傷者が発生しました。

  同争い後、住民側は政府施設や現場に向かう治安機関車両等に投石、発砲等を行いました。

  現在も同地区は、一部道路の閉鎖や治安機関による警戒が実施されています。

(3)今後、治安機関と住民の間の衝突や住民による抗議活動が発生する可能性も否定できません。また、治安機関と住民の衝突に伴い、銃撃等の危険な状況が発生するおそれもありますので、十分ご注意ください。

2 バルカ県における爆発事案

(1)先週2月14日、バルカ県ワディ・アズラク地区に所在する農地において爆発事案が2度発生し、市民1名及び治安機関員2名が死亡、治安機関員複数名が負傷しています。

(2)爆発したのは手製の爆発物であり、昨年8月にサルト県フヘイスにおいて発生したテロ事件において使用された爆発物と組成が一致したと発表されています。

(3)現在のところ、事案の詳細については報道されていません。

  新たな情報が入りましたら、お知らせします。

在ヨルダン日本国大使館

領事・警備班:担当 木下 または 田口

TEL:962−6−5932005

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