クリスマス・マーケット開催に伴う注意喚起

今週以降,ドイツ各地でクリスマス・マーケットが順次開催されますが,すりや置き引き等の犯罪に加えて,テロが発生する可能性も念頭に置き,万が一に備えた心構えと注意が必要です。

1.フランクフルト市を始め,ドイツ各地で開催されるクリスマス・マーケットには,多くの市民や観光客が訪れることが見込まれますが,このような不特定多数の来場が見込まれる大規模なイベントは,テロや,すり・置き引き等の犯罪の標的となるおそれがありますので,十分に注意する必要があります。

2.一昨年12月19日,ベルリンのクリスマス・マーケットに大型トラックが突入し多数の死傷者を出したテロ事件が発生したほか,同年ラインラント=プファルツ州ルートヴィッヒスハーフェン(Ludwigshafen)のクリスマス・マーケット会場付近での爆弾テロ未遂事件も発生しています。

3.警察等の治安当局は,車両突入防止措置(ブロック塀,フェンス等)や警察車両の配置等,所要の警備措置を講じてはいますが,最新の治安情報を収集するとともに,以下の対策を講じていただきますようお願いします。

(1)混雑する場所では,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる,できるだけ滞在時間を短くする等,安全確保に十分注意を払って下さい。また,不測の事態の発生を念頭に,避難経路等をあらかじめ確認しておいて下さい。

(2)万が一銃撃テロや爆弾テロの現場に遭遇した場合

○その場に直ちに伏せる。

○近くにある頑丈な物(建物,柱等)の陰に隠れる。

○周囲の安全を確認しつつ,低い姿勢を保ちながら,できるだけ遠く(建物の外に危険が存在する場合は近くの建物の中へ,建物内に危険が存在する場合は建物の外へ)へ待避する。

○周囲がパニック状況になっても,できるだけ冷静さを保つよう努める。

(3)すり・置き引き対策

○パスポート,現金やクレジットカード等の貴重品類は,チャックやボタンの付いた衣服の内ポケットに入れるなど,常に肌身離さず携行する。ネックポーチやマネーベルトを活用しても良い。

○多額の現金を持ち歩かない。

○ハンドバッグやショルダーバッグは身体の前で持ち,あるいは脇に挟んで所持する。

○財布や買い物袋や買い物カゴ,ショッピングカートの上に置かず,肌身離さず携行する。

○レストランやデパート等の店舗内では,ハンドバッグをイスの背もたれに掛けない。また,常時目を離さない。

○「歩きスマホ」はせず,周囲に不審者や,不自然に近づいてくる者がいないか常に確認を怠らない。

○盗難被害に遭った場合には,すぐに最寄りの警察署に届け出る。また,キャッシュカード等を盗難・紛失した場合には,カード会社に連絡し,すぐに使用停止手続を行う。

4.在留届(変更届)の提出,または「たびレジ」への登録をお願いします。

○在留届変更(在留邦人のみ)

http://www.frankfurt.de.emb-japan.go.jp/jp/konsular/zairyutodoke.html

○「たびレジ」登録(3ヶ月未満の滞在者が対象,在留邦人も登録可)

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

【問い合わせ先】

在フランクフルト日本国総領事館 領事部

電話:+49−(0)69−2385−730

FAX:+49−(0)69−2427−9250

メール:konsular@fu.mofa.go.jp

※このメールは,ヘッセン州,ラインラント・プファルツ州,ザールラント州在留の在留届に届けられたメールアドレス,当館メールマガジン・「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動配信されています。

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(当館メールマガジン

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(たびレジ簡易登録)

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