イスラエル・パレスチナにおける注意喚起、安全対策11/8

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イスラエル日本国大使館

2018年11月8日

イスラエルパレスチナにおける注意喚起、安全対策11/8

(ポイント)

・ 10月中旬から下旬にかけて、ガザ地区から同地区周辺のイスラエル側へのロケット弾等の発射及び、同攻撃に対してイスラエル軍が反撃する事案が複数発生しました。また、ガザ地区封鎖に対するデモ行進等の抗議活動も続いており、それに伴うイスラエル軍との衝突が同地区東部や北部のイスラエルとの境界地域で発生しています。同地区の安定化に向けた取り組みは継続されており、事態は若干改善の兆しを見せているものの、情勢は未だ流動的です。特に毎週金曜日午後の礼拝後の時間帯は、抗議活動の規模が大きくなることがあるので、より注意が必要です。

・ ヨルダン川西岸地区では、11月5日、ヘブロン市キリヤット・アルバ入植地入口で、6日にはクファール・アドミーム入植地付近でイスラエル人の刺殺を試みたパレスチナ人がイスラエル兵により銃撃され、負傷する事案が発生しました。また、7日にはラマッラ北部のベイトエル検問所付近でバスが何者かにより銃撃され、イスラエル人2名が負傷しました。

・ 旧市街等のエルサレム、上記以外のヨルダン川西岸地区についても、パレスチナ人とイスラエル治安当局との衝突が発生することがありますので、特に毎週金曜日午後の礼拝後の時間帯は注意して下さい。場所のいかんを問わず、抗議活動の現場に遭遇した場合には、決して近づかず、直ちに安全な場所に避難して下さい。

・ なお,11月7日午後、イスラエル中部地域のヤクーム付近の2号線上(ヘルツェリアとネタニアの中間)で犯罪者集団の抗争と思われる車両爆発が発生し、同車内にいた1名が死亡、周囲にいた2名が負傷しています。

1 注意事項

 既に累次の注意喚起でもお知らせしていますとおり、当地に渡航・滞在される方は、不測の事態に巻き込まれることのないよう具体的に以下の対応に努めてください。

(1) 最新の関連情報を入手して下さい。

(2) 海外安全情報に従い、ガザ地区及び同周辺地域を含むレベル3(渡航中止勧告)に指定されている地域には近寄らないで下さい(外務省海外安全ホームページ参照: http://www.anzen.mofa.go.jp/ )。

(3) 当地ではガザ地区等からのロケット弾等の飛来の可能性があることを常に考慮し、ロケット弾等の飛来を知らせるサイレン等に接した場合には、近隣のシェルター又は堅牢な建物に避難できるよう日頃より心がけて下さい。

(4) 衝突や暴力事案が発生する可能性のあるエルサレム旧市街、東エルサレムヨルダン川西岸地区内各所に設置のイスラエル軍検問所付近、米国大使館・総領事館等の米国権益等にはできるだけ近寄らない等、十分注意を払って下さい。

(5) テルアビブ南部の旧中央バスステーション付近は比較的犯罪発生件数が多い場所でもあることから、できるだけ近寄らないよう注意して下さい。

(6) 以下の場所に出入り又は接近、利用する際は、十分注意して行動してください。

 政府関連施設(特に軍、警察、治安関係施設)、教会・モスク等宗教関係施設、米国政府関連施設(大使館、総領事館等)、公共交通機関、観光施設、観光地周辺の道路、記念日・祝祭日等のイベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパー・マーケット、ナイトクラブ及び映画館等の不特定多数の人が集まる施設。

(7) 訪問場所及び付近の治安状況を十分確認の上、状況次第では予定している行動を変更(中止)することも考慮し、万が一、抗議活動の現場に遭遇した場合には、決して近づかず、直ちに安全な場所に退避して下さい。

(8) 行動にあたっては、「巻き込まれ」の危険性に十分注意を払うとともに、海外安全情報(外務省海外安全ホームページ)の確認、当地報道及び在イスラエル日本国大使館ホームページ等から、最新の治安情報の入手に心がけて下さい。

(9) イスラエル北部地域のガリラヤ湖近辺では、本年7月にマグニチュード3程度の地震が複数回発生しています。最近発生した地震による人的被害の発生は確認されておりませんが、当地の建造物、特に1980年より前に建てられている建造物については、耐震構造上脆弱なものが多く、イスラエル北部地域では既にいくつかの建造物内にひび割れ等の症状が発生していると報じられていますところ、ご注意ください。以下のサイトには、地震発生の対処方法等の情報が掲載されておりますので、参考にして下さい。 

参考リンク: http://www.oref.org.il/894-en/Pakar.aspx

(10)当地は雨季に近づきつつあり、天候不順の日が多くなりつつあります。今後の天候によっては、場所により洪水となる地域もあり、特に南部の砂漠地帯では突発的な洪水(鉄砲水)が発生する場合がありますので、訪問先の天候には十分な注意が必要です。

2 問い合わせ先

イスラエル日本国大使館  

Tel: +972-(0)3-6957292

Fax: +972-(0)3-6960340

Eメール: ryouji@tl.mofa.go.jp

大使館HP: http://www.israel.emb-japan.go.jp/html/indexjp.html

在留届電子登録・変更(3ヶ月以上の滞在):

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

たびレジ登録・変更(3ヶ月未満の渡航):

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html