ダラ地区観光におけるボッタクリ被害について(在ミャンマー大使館)

在留邦人の皆様へ

当地滞在中の皆様へ

ダラ地区観光におけるボッタクリ被害について

1 これまでもヤンゴン市ダラ地区(ヤンゴン川を挟んだ南側)においての観光案内等のトラブルについて注意を呼びかけておりますが、最近、ボッタクリ被害にあう邦人旅行者や在留邦人が増えております。また、当地国営紙は,過去に以下のような地元観光ガイドやサイカー運転手のコメントを紹介し,注意を呼びかけています。

●観光客の多くは,バイク・タクシーやサイカーを利用しているが,中には最初に提示された運賃以上の料金を請求される事案も発生し,観光客とのトラブルに発展した例もある。

●外国人客がターゲットにされており,特に個人観光客は要注意である。

2  上記のような料金トラブルの他にも,サイカー等を利用した観光中に,米や菓子類を購入しそれらを洪水被害等により身寄りをなくした貧しい子供たち等に寄付するよう強要されるケースも散見されています。

3 また,これまで実際に料金トラブルに巻き込まれた邦人旅行者、在留邦人の方からは,

ヤンゴン市内を散歩中、ダラ地区の観光を案内された後、案内人から当初の金額よりも数倍の請求を受けた。払えないと断ると数人の男達に囲まれ、支払いを強要された。また、手持ちのお金がないと断ると、宿泊していたホテルやATMまで付いてきて支払わされた。

ダウンタウンで声をかけられ、ダラ地区に案内されるケースが複数寄せられております。)

●サイカーに事前に値段交渉して乗車したものの、約束した時間や金額を守らなかった。

●サイカーで観光中に米10kgを45,000チャットで購入し身寄りのない子供たちに寄付するように強要され,2時間の観光を終えた際には3時間分の料金を請求された。

との報告が大使館にも寄せられています。

4 つきましては,ダラ地区を訪問される際は、上記のようなリスクがあることを踏まえ、以下の点にご留意いただき,トラブル防止に努めて頂きたく存じます。

(1)単独若しくは女性・子供だけでの観光は避け,信頼出来る観光ガイドを同行させる。(2)フェリー内等において日本語で声を掛けられても,気安く応じない。

(3)サイカー等の料金交渉時は,運転手とともに必ず乗車開始時間を確認し,メモに控える等する。

(4)万が一,料金トラブルに巻き込まれても,大声を出したりすることなく,冷静に対応する。

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■問い合わせ先:在ミャンマー日本国大使館領事部

電話:95−1−549644〜8

   FAX:95−1−549643

   メール:ryoji@yn.mofa.go.jp