安全対策情報

ジョージア在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ

 ジョージアは首都トビリシをはじめ,全般的に他国と比較して治安が良い方だと言われています。しかし,ここ数年の旅行者の増加に伴い,それら旅行者を標的とした犯罪の発生が懸念されます。ジョージアを訪れる日本人旅行者も昨年に比べて増えておりますが,当地が外国であることを十分認識し,基本的な防犯対策を各自が心掛けるようお願い致します。以下,当地の情勢につきお知らせ致しますので,参考として下さい。

1 一般治安情勢

 本年中,当館において日本人旅行者が暴行,窃盗,詐欺等の犯罪被害に遭ったという報告は受けておりません。しかしながら,犯罪に近い事例として,本年8月,首都トビリシを観光旅行中の邦人が,ナイトクラブで高額請求される事案が発生しました。

同邦人は深夜,トビリシ中心部で日本語を話す外国人にクラブに行こうと誘われ,一緒に旅行に来ていた友人と別れ,その外国人と2人でナイトクラブに向かいました。同店ではウォッカを飲んだだけでしたが,数時間後に店を出ようとしたところ,高額な値段を請求され(日本円で20万円弱),最終的に全額を支払わされました(なお,一緒にいた外国人は素直に同額支払っており,仲間だった可能性があります。)。

この種のトラブルは基本的に自己責任で解決していただかざるを得ませんが,同種事案の被害に遭わないよう,以下の点にお気をつけ下さい。

● ナイトクラブ等に行く際は,入店前に料金体系を必ず確認する。

● 見知らぬ外国人についていかない,簡単に信用しない。

 万が一何かしらの犯罪被害に遭った場合には,躊躇することなく警察を呼ぶとともに(112番),大使館にもご一報下さい。

2 デモンストレーション等

 本年5月,ルスタヴェリ通り沿いに所在する旧国会議事堂前の広場において,薬物に関連した大きなデモ集会が行われたこときっかけに,同広場で反政府運動等が行われる機会が増える傾向にあります。デモ集会の規模はその時々によって異なりますが,無用のトラブルに巻き込まれないためにも,デモ現場には興味本位で近付かず,遭遇してしまった場合はすぐに現場から離れて下さい。

3 テロ情勢

本年8月6日,「ISジョージア人グループによるジョージア政府に対する犯行予告のようなビデオが公開された」との報道を受け,同日,当館より注意喚起のメールを発出致しました。

その後の情報収集の結果,同ビデオが低品質であること(メッセージが字幕だけで,通常あるはずのテロ組織リーダー等の肉声が流れていない。背景に流れている映像が低品質),ジョージア国家保安庁が同ビデオをアップロードしたとされる者を逮捕したこと等から,本犯行予告ビデオに起因するテロの脅威は極めて低いと考えられます。

とはいえ,昨今の治安情勢に鑑みれば,ジョージアに限らずいずれの国においてもテロ発生の可能性は排除できませんので,最新の関連情報の収集に努めるなど安全確保に十分注意を払って下さい。

  

【通報先】

○警察,消防,救急 : 112

在ジョージア日本国大使館

 電 話:(+995-32)275-2111,2114

メール:consular@tb.mofa.go.jp

住 所:7D, Krtsanisi street, Tbilisi, 0114, Georgia

H P:http://www.ge.emb-japan.go.jp/japan/index.html

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https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete