【緊急】在ギリシャ大からの注意喚起(西ナイルウィルスの流行)

2018年8月27日

ギリシャ大使館からの注意喚起(西ナイルウイルスの流行)

ギリシャにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ

ギリシャ疾病対策センター(Hellenic Center for Disease Control & Prevention)によりますと、ギリシャ国内において、西ナイルウイルスの感染が拡大しています。今年に入ってから、107件の感染と、そのうち11名の死亡が報告されています(8月23日現在)。

※詳細につきましては、以下のURLを参考にしてください。

http://www.keelpno.gr/Portals/0/%CE%91%CF%81%CF%87%CE%B5%CE%AF%CE%B1/%CE%99%CF%8C%CF%82%20%CE%94%CF%85%CF%84%CE%B9%CE%BA%CE%BF%CF%8D%20%CE%9D%CE%B5%CE%AF%CE%BB%CE%BF%CF%85/2018/WNV_weekly_report_23_08_2018_ENG.pdf

西ナイル熱は、インフルエンザのような症状で、比較的軽症の病気ですが、このウイルスが脳に感染すると、西ナイル脳炎という重篤な症状を起こします。

この感染病は、蚊を媒介として感染し、症状として発熱、頭痛、筋肉痛、節々の痛み、悪寒及び嘔吐、発疹、リンパ腺の腫れが見られます。

西ナイル脳炎になり重症化すると、激しい頭痛、意識障害、けいれん、筋力低下、麻痺などを示します。

感染した人の約80%は無症状で終わり、重篤な症状を示すのは、感染した人の約1%といわれています。重篤な患者は主に高齢者に見られ、重症患者の3〜15%が死亡するといわれています。

○予防法

現在のところ、西ナイルウイルスに対するワクチンはありません。

蚊に刺されないようにすることが予防となります。

外へ出るときは、できる限り長袖、長ズボン等を身につけ、露出する皮膚をなくすか、露出している皮膚への蚊除け剤の使用してください。

蚊の発生を助長する水溜まりを作らないよう、お近くの環境に水を張ったバケツや古タイヤなどをなくすよう心がけてください。

ギリシャ日本国大使館 領事部

  Embassy of Japan in Greece

  46, Ethnikis Antistasseos St. , 152 31 Halandri

  TEL : 210-670-9910,9911 FAX : 210-670-9981

  Homepage : http://www.gr.emb-japan.go.jp

  e-mail : consular@at.mofa.go.jp ( 領事部専用 )