【緊急】クレジットカード詐取被害の注意喚起

●当地旅行中の邦人より,市内バス停留所にてクレジットカード被害に遭った旨の連絡がありました。

●その他,市内では歩行者天国での詐欺事件も確認されています。

●何れの案件も非常に手の込んだ手口ですのでくれぐれもご注意ください。

1.7月21日(土)夕方,当地旅行中の邦人が,市内バス停留所にてクレジットカード被害に遭いました。以下は被害者の方からの報告(抜粋)です。

Adderleyバス停に向かう途中,バス会社スタッフらしき制服を着た男に声をかけられる。

市内中心部での大規模な火災(実在)の影響でMyCitiバスのカードシステムが故障しており,乗車には券売機で特別なスリップの発行が必要と言われ,地下の券売機まで誘導される。

券売機付近には既に数名の利用者がおり(いずれも犯人の一味と思われる),2台ある券売機のうち1台は故障していて使えないので残りの1台を使うように言われる。

券売機にクレジットカードを挿入する様バス会社スタッフらしき制服を着た男に言われる。

指示通りカード挿入し暗証番号入力を行うも,カードが返却され最初の画面に戻ることを繰り返す。

何度目かの際に,警備員と名乗るセキュリティスタッフの制服を着た男が来たので会話をする。

恐らく彼と話している隙に別の男がキャンセルボタンを押し,カードを返却させすぐ抜き取っていたと思われる。

券売機の方を見てみると,最初の画面に戻っているがカードは戻ってきておらず,偽警備員はカードが機械に飲み込まれたので機械に書かれている緊急連絡先に電話するようにと指示する。

電話をしようとしているうちに警備員を含め全員が逃走。

直後に本物の警備員2名が来て,彼らは泥棒だ,すぐにカード会社に電話しろと言う。

暗証番号はキーパッドを手で隠して押していたため見られてはいないと思われるが,この券売機があらかじめ何らかの細工が施されたものであった場合は画面上に数字が出ていた可能性はあると思われる(暗証番号入力時には手元を注視しており画面は見ていない)。

2.その他,市内では,歩行者天国や通行規制区域を通行するためのチケットをATMで入手する必要がある等路上で声を掛けられ,その後詐欺被害に遭った事案も発生しています。

3.警察によればケープタウン市内で土日に20件近く,主に観光客が被害に遭っている手口であり,服装についは,制服を着用していたり,私服の場合であっても身なりがよい場合が多いです。

つきましては,特に市内では安易に信じることなく,警戒する様お願い致します。

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ケープタウン領事事務所

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