ハワイ島キラウエア火山見学観光船の噴石被害事案の発生について

● 7月16日早朝,ハワイ島キラウエア火山の溶岩流を海上から見学する観光ツアーボートが観光客を乗せて航行中,同島南東部の溶岩流が海に流れ込む地点で,突然発生した爆発的噴火により,複数の噴石の直撃を受け,乗客23名が負傷(邦人の被害は確認されていません。)する事故が発生しました。

● 今回の事案の詳細は,当局によって調査中ですので,その結果を待つ必要があります。

● 現在,当局の許可を得たツアー業者によって,キラウエア火山の噴火状況を海上,又は,空から見学するツアーが運行されていますが,今回の事案を踏まえて,改めて運行上の安全対策改善策がとられると思われます。邦人の皆様におかれましては,関連ツアーに参加される場合は,主催業者によってどのような対策がとられているか等について十分ご留意ください。

● なお,キラウエア火山の活発な活動こそ続いていますが,州内の他島はもちろん,ハワイ島においても,火山活動地域以外は,観光・滞在にあたり,州知事の安全宣言を覆すべき状況は,現在まで何ら発生してはいません。

ハワイにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ

在ホノルル日本国総領事館

1 7月16日早朝,ハワイ島キラウエア火山の溶岩流を海上から見学する観光ツアーボートが観光客を乗せて航行中,同島南東部の溶岩流が海に流れ込む地点で,突然発生した爆発的噴火により,複数の噴石の直撃を受け,乗客23名が負傷(邦人の被害は確認されていません。)する事故が発生しました。被災者の多くは軽傷であったようですが,乗客の中には火傷や擦過傷を負った方がいたほか,1名の乗客は大腿骨骨折の重傷を負った模様です。また,一部の噴石は,同ボートの金属製の屋根を突き破ったり,金属製の柵を変形させたほか,船外機のカバーも破損させた模様です。

2 今回の事案の詳細は,当局によって調査中ですので,その結果を待つ必要があります。

3 現在,当局の許可を得たツアー業者によって,キラウエア火山の噴火状況を海上,又は,空から見学するツアーが運行されていますが,今回の事案を踏まえて,改めて運行上の安全対策改善策がとられると思われます。邦人の皆様におかれましては,関連ツアーに参加される場合は,主催業者によってどのような対策がとられているか等について十分ご留意ください。

4 ハワイ州当局は5月3日の噴火発生以降,科学的な調査・観測を行い,5月21日には州知事から,オアフ島など州内の他島はもちろん,ハワイ島においても火山活動地域以外の場所では,観光や滞在に危険は認められないとの声明を発表しており,キラウエア火山の活発な活動こそ続いているものの,現在まで,この声明を覆すべき状況は何ら発生してはいません。

○在ホノルル日本国総領事館(管轄:ハワイ州,米領サモア

 住所:1742 Nuuanu Avenue, Honolulu, Hawaii 96817-3201,

 電話:(市外局番808)543-3111

  国外からは(国番号1)808-543-3111

FAX:(市外局番808)543-3170

国外からは(国番号1)808-543-3170

ホームページ: ( http://www.honolulu.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html )

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