大使館からのお知らせ(モンスーンによる豪雨、洪水被害に関する注意喚起)

【ポイント】

○当地報道等によると、3日、ラホール市において24時間の降水量としては過去38年で最大となる214mmを記録。

○洪水被害が発生したため、数名が川に流されたり、切れた送電線に接触して感電死するケースが発生。

○気象情報等を把握するなど、特段の注意が必要。

【本文】

1 当地報道等によると、ラホール市において、7月2日〜3日午前8時までの24時間の間に、214mmの降水量が観測されました。この降水量は短時間の雨量としては過去38年間で最大量とのことです。

2 地域によっては、モンスーンによる大量の降雨により地盤が緩んだことで家や道路が崩壊したり、道路が冠水して交通網が分断される等の被害が発生しています。また、切れた送電線が水に浸かることにより、感電死するケースも見られます。

3 天候状況によっては、特定の地域に関わらず、このような被害をもたらす降雨が発生する可能性があることから、常日頃から河川の氾濫による洪水被害や、豪雨による鉄砲水、土砂被害が発生した場合に備える必要があります。

4 つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、以下の注意事項を参考にしていただき、安全に十分配慮した行動を心掛けるようお願いいたします。

(1)テレビやインターネット等で、最新の気象状況や災害状況を確認する。

(2)大雨時の外出を控え、増水した河川等には近づかない。

(3)崖付近においては、地盤が緩み崖崩れが発生する恐れがあるため、早めの避難を心がけ、日頃から避難場所を想定しておく。

(4)洪水被害により、下水道が氾濫し、汚水を原因とする病気が蔓延する恐れがあるため、衛生状況に留意する。

(5)切れて垂れ下がった電線の付近には近づかない。

5 なお、上記注意点以外にも、当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

  

○当館ホームページ:

http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

○外務省海外安全ホームページパキスタン):

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0

○在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

 海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。

 http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

○緊急時の連絡先:051−9072500(在パキスタン日本国大使館代表)