クレジットカード詐欺及び車両からの置き引きに対する注意喚起

チューリッヒ空港において邦人を狙ったクレジットカード詐欺が発生しました。

●ソロトゥルン州の高速道路のサービスエリアで,タイヤをパンクさせた車両からの置き引き未遂が発生しました。

当地で邦人に対し発生している犯罪被害の多くは,電車内やレストランでの置き引き・スリですが,今般,以下の2つの手口(うち1つは未遂)が発生しました。

これら2つの手口は,最近あまり報告を受けておりませんが,スイス国外ではよくある手口ですのでご注意ください。

1.クレジットカード詐欺

 チューリッヒ空港内にて,見知らぬ男性から英語で,友人の日本人が飛行機に乗り遅れたので,公衆電話より電話をかけてほしいと依頼された。クレジットカードを使用しても電話ができず,数枚のカードを試しているうちに,同種のカードとすり替えられていた。その間,当該人物は,荷物を残し,インフォメーションセンターに行くとして何度かその場を離れていた。日本に帰国後,確認するとカードが不正に使用されており,かつ,同じ会社の他人名義のカードにすり替えられていた(本事案では楽天カード)。

(対策)

・見ず知らずの人に支援を求められても,容易に信用せず,警察に相談するよう返答する。

・クレジットカードが相手の手に一瞬でも渡った場合は,すり替えられている可能性もあるので,カード名義をすぐに確認する。

・不正使用の疑いがある場合は,クレジットカード会社に通報し,カードを止める。

2.タイヤをパンクさせた車両からの置き引き(未遂)

 チューリッヒからビールに向かう高速道路上のサービスエリア(ソロトゥルン州Deitingen)にレンタカーで立ち寄り,昼食を済ませ出発しようとしたところ,見知らぬ男性から,タイヤがパンクしていると言われた。タイヤにはナイフで刺されたような傷があり空気が抜けていた。同男性がスペアタイヤをチェックするとして,車中にいた同僚を車外に出させ,トランクにある荷物を下ろすよう指示した。その間,修理工場の話等をはじめ,気が付くと車内の鞄が無くなっていた。すぐに同男性が立ち去った後を追い,鞄を取り返した。

(対策)

・タイヤがパンクしていた場合,ロードサービスを利用するか,自身でスペアタイヤに交換する場合でも,扉はロックしておく。同乗者がいる場合は,必ず1人は車両を監視する。

・パンクを修理するという申し出は,むやみに信用しない。

・万一,置き引きにあった場合,犯人の後を追うことは,二次被害を被る可能性がありますので,できる限り避けてください。

また,本メールのような安全情報にかかる「領事一斉メール」とは他に,領事出張サービスや休館日等の領事関連情報を発信している「メールマガジン」もありますので,ご登録を希望の方は,こちら( http://www.ch.emb-japan.go.jp/jp/ryoji/mailmagazin.html  )からご登録ください。

【問い合わせ先】

在スイス日本国大使館領事部

電話 :031 300 2222

Fax : 031 300 2256

メール:consularsection@br.mofa.go.jp

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は,以下のURLから停止手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete