●ポイント
１２日，インド内務省は，1４日，ダリット集団の集団行動の可能姓があるとして，当局が注意喚起の勧告を発出しました。このため，最新の情報をご確認いただき，周囲の状況に注意して行動してください。
１ １２日，内務省は，１４日のビームラーオ・アンベードカル（故人：ダリット出身で，初代法相，インド憲法起草委員会委員長で，反カースト運動の指導者）の生誕日を控え，不測の事態に備えて，必要な予防措置を講じるよう全ての州に勧告を発出しました。
http://pib.gov.in/PressReleseDetail.aspx?PRID=1528816
２ 現在までのところ，具体的なダリットの集合情報等は入っておりませんが，ここ最近ダリットによる抗議活動が広範囲に行われている中，故アンベードカル氏の生誕日に際し，これまで以上に抗議活動が盛り上がりをみせ，破壊活動を伴う不測の事態が生じる可能性も排除されません。
特にビームラーオ・アンベードカルの生誕地のナグプールや，同氏の銅像があり多くのダリットが居住するRAMABAI NAGARやWORLI，また同氏の死地であるDADAR WESTなどは過去にもダリットが多く集まる状況が見られたことから注視する必要があります。
３ つきましては，本件抗議活動等に巻き込まれることのないよう，最新の治安情報の入手に努め，万一，抗議活動を行っている現場に出くわしてしまった場合には，即刻その場を離れて安全確保に努めると共に，周辺の商店街，ビジネス地区，市場，駅，幹線道路など多数の人が集まる場所においては，周囲の状況に普段以上に一層の注意を払うなどし，身の安全確保に十分注意をしてください。
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