イースターに伴う注意喚起

●3月30日(金)から4月2日(月)頃までは,キリスト教イースターに当たります。

●この期間中やその前後に海外に渡航・滞在される方は,最新情報の入手に努め,テロの標的となりやすい場所を訪れる際には,安全確保に十分注意を払ってください。情報収集には「たびレジ」を活用してください。

●英国外務省は2018年3月29日付でフランス渡航情報を更新した。

エールフランスとその子会社が2018年3月30日、4月3日と7日にストを計画している。出発前に航空会社に確認すること。

フランス国鉄SNCF)は4月3日から6月28日までの期間、5日間につき2日間の一連の波状ストを決行する。

4月5日にはカレ港でもストが予定されている。

フランスではテロ集団が攻撃の実行を企てる可能性が極めて大きい。攻撃は無差別に行われる可能性がある。フランスではイスラム主義テロ集団による脅威が続いており、過激派組織ダーイシュ(イスラム国、IS)に対して最近、フランス軍が介入したこともあって、フランス政府は公衆に対し、格別の警戒を怠らないよう警告しており、国内外で治安対策を強化している。公共の場所では警戒を怠らず、地元フランス当局の勧告に従うこと。

テロ集団は宗教関連施設を攻撃する可能性があり、イースター期間は特に警戒すること。

フランスの海外領土サンマルタンはハリケーン「イルマ」および「マリア」の通過でかなりの影響を受けた。

英仏海峡を渡る場合は、利用する業者のウェブサイトを事前にチェックすること。海峡の交通が途絶した場合には、代替経路と業者についての情報をinteractive mapから入手できる。

カレー周辺には英国への不法渡航を計画している移民が滞在している。カレー港に近づく路上に障害物を置くなど、移民が港に近づく路上の交通の速度を落とそうとしているとの情報がある。

2018年3月23日、南部のカルカソンヌで男が4人を殺害し、警察に射殺された。

●英国外務省は2018年3月29日付でイタリア渡航情報を更新した。

イタリアでは、テロリストが襲撃を実行しようとする可能性が非常に高い。テロは外国人が訪れる場所などで無差別に行われる可能性があり、テロリストが教会などの宗教的な場所を狙う可能性がある。

テロ集団は宗教関連施設を攻撃する可能性があり、イースター期間は特に警戒すること。

スキーリゾートを訪れる場合は、事前に天候や雪崩の状況に関する情報を入手し、現地のスキー関連の法律や規則を熟知しておくこと。

夏季の間は火災の危険性が存続する。山火事は非常に危険で予想不能。被災地への立ち入りを検討している場合は、地元当局に確認すること。森林地帯を訪れたり、車で移動したりする場合は注意を払い、火災は112番の緊急機関に通報するよう呼び掛けている。

都市部ではデモが予告なしに行われる可能性がある。抗議活動や政治集会、デモ行進には近付かないこと。

● 英国外務省は2018年3月29日付でドイツ渡航情報を更新した。

ドイツではテロが試みられる可能性が非常に高い。同国政府は、公共の建物や主要な催し、交通の要衝、公共の場所での大規模集会で予防的措置として警備を強化したと発表した。警戒を怠らず、現地当局の勧告に従うこと。

テロ集団は宗教関連施設を攻撃する可能性があり、イースター期間は特に警戒すること。

旅券を常に携行する必要はないが、警察は現在、身分証明書検査をより頻繁に実施している。旅券の提示を求められ、所持していない場合は、警察が旅券のある場所まで随行して提示を求められることがある。

デンマークスウェーデンオーストリアとの国境検問所の一部で国境管理が再導入された。旅券を携行し、予想される遅れを承知しておくこと。

偽造通貨を所持していたとして逮捕された英国人がいる。銀行や公認の両替所以外での両替は控えること。

●英国外務省は2018年3月29日付でベルギー渡航情報を更新した。

ベルギーではテロ組織が攻撃を実行しようとしている可能性が非常に高い。テロ攻撃は、公共交通機関交通機関中枢及びその他外国人が訪れる場所等を含めていかなる場所でも発生する可能性がある。

テロ集団は宗教関連施設を攻撃する可能性があり、イースター期間は特に警戒すること。

アントワープで低排出ゾーンが導入された。英国の4輪車は車両登録と少額の関税の支払いが必要。ブリュッセル地域も2018年1月1日から低排出ゾーンを導入した。

治安作戦はほとんど前触れなく実施される可能性が高い。注意を払い、当局の指示に従うこと。警察は警察の作戦について大衆にソーシャルメディアで話題にしないよう求めている。

ベルギー全土で公共の催しや混雑した場所で追加の保安措置が講じられる可能性がある。毎年最大180万人の英国人がベルギーを訪れている。渡航はおおむね問題ない。

緊急を要する場合は112へ電話をすること。

第1次世界大戦の100周年で渡航する場合、渡航計画を立て安全に旅行できるようアドバイスページを参照すること。一部の場所は1年のある時期に極端に混雑することがあり、一部が立ち入り制限される可能性がある。

ベルギー北西部の第1次世界大戦の旧戦場を訪れる際は、整備された歩道を歩き、砲弾のようなものを見つけた場合には十分注意すること。不発弾が最近発見されている。

混雑した場所ではすりや窃盗が問題となっている。

●英国外務省は2018年3月29日付でコソボ渡航情報を更新した。

ズベチャン、ズビンポトク、レポサビッチ、ミトロビチャ市北部地域への不要不急の渡航を自粛するよう勧告している。

コソボでは、テロリストが襲撃を実行しようとする可能性が非常に高い。テロは外国人が訪れる場所などで無差別に行われる可能性があり、テロリストが教会などの宗教的な場所を狙う可能性がある。

テロ集団は宗教関連施設を攻撃する可能性があり、イースター期間は特に警戒すること。

首都プリシュティナ中心部で頻発していたデモは最近、収まってきたが、今後数週間にさらなるデモが起きる可能性がある。デモは暴力に悪化する恐れがあり、プリシュティナ市で緊張が高まってその間に大規模な集会を目撃した場合は注意をすること。地元メディアを確認し、ホテルのフロントに助言を求め、最新情報についてこのサイトを頻繁に見ること。

コソボ北部で暴力的な衝突が発生し、ミトロビチャ北部では手りゅう弾や車両を使った爆発などの事件が起きている。特にミトロビチャの北部と南部を分けるオステルリッツ橋周辺などでは集会に近づかず、注意を怠らないこと。

セルビアからコソボに入国し、コソボからセルビアに戻ることは可能。セルビア以外の国から直接コソボに入国した記録が旅券にある場合、コソボからセルビアに入国する際に支障を来す可能性がある。北部で緊張が高まっている場合は、国境検問所のゲート1と31(レポサビッチとズビンポトク)を避けたほうが良い。

同国では残存地雷や他の不発弾がすべての道路で除去されたが、まだ一部残っている地域があるとして注意を促している。

(問い合わせ先)

○外務省領事サービスセンター

 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先)

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5140

海外安全ホームページ

  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)

  http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.htmlスマートフォン版)

  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

○在スウェーデン日本国大使館

  http://www.se.emb-japan.go.jp/

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