ブルキナファソ:首都ワガドゥグにおける襲撃事件の発生に伴う注

●3月2日,首都ワガドゥグ市内のフランス大使館及び軍統合参謀本部武装集団が襲撃する事件が発生しました。ブルキナファソではテロに対する警戒を強化してください。

1 3月2日10時頃(現地時間),首都ワガドゥグ市内中心部クルバ(Koulouba)地区にあるフランス大使館及び軍統合参謀本部(État-Major Général des Armées)を武装集団が襲撃し,現地当局等との間で銃撃戦となる事件が発生しました。報道によれば,この襲撃で少なくとも治安部隊7人が死亡し,80人以上が負傷しました。

2 この事件に関し,3日,西アフリカで活動するイスラム過激派組織「イスラムムスリムの支援団(GSIM/JNIM)」が犯行声明を発出しました。これによれば,今回のテロ攻撃は「マリ北部で複数の指導者がフランス軍に殺害されたことへの報復」であるとしています。

3 ブルキナファソでは,昨年8月にも首都ワガドゥグ市内のレストランを武装集団が襲撃し,治安当局との間で銃撃戦となる事件が発生しています。また,2016年1月に同市内のホテルが襲撃される事件が起きています。

4 以上の状況を考慮し,ブルキナファソ方面にご旅行の方はテロに対する警戒を強化し,以下の対応に努めてください。

(1)最新の関連情報の入手に努める。

(2)現地当局の指示があればそれに従う。特にテロに遭遇してしまった場合には,警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。

(3)やむを得ず,テロの標的となりやすい場所(※)を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れる,できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え,その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。

(※)欧米関連施設,レストラン,ホテル,公共交通機関,市場,観光施設等不特定多数が集まる場所,軍,警察,治安関係施設をはじめとする政府施設や,モスク等の宗教関係施設等

5 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

6 なお,テロ・誘拐対策に関しては,以下も併せてご参照ください。

(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」

(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」

(パンフレットは,http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載。)

(問い合わせ先)

○外務省領事サービスセンター

  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1

  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先)

○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047

○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5140

 ○海外安全ホームページ

  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)

  http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.htmlスマートフォン版)

  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

○在コートジボワール日本国大使館(トーゴニジェールを兼轄)

大使館代表 : (225)20 21 28 63

PCメール : consulat@aj.mofa.go.jp