総領事館からのお知らせ(安全対策情報:2月)

安全対策情報:2月

安全対策情報:2月

1 アグン山の状況

  アグン山では昨年11月以降、小規模な噴火が繰り返し発生しており、依然として警戒レベルはレベル4(危険)が継続されており引き続き注視が必要です。関連最新情報の入手に努め、注意警戒してください。

2 治安情勢(テロ関連情報)

  インドネシア警察は、中部ジャワ州西ジャワ州、バンデン州等においてテロ容疑者を逮捕するなどテロの疑いのある動きに対して厳重な警戒態勢を敷いています。

現時点で当館管轄内において具体的な脅威情報があるわけではありませんが、テロはどこでも発生する可能性があります。引き続き最新の治安情勢等の関連情報を入手し、日頃から危機管理意識を高く持つよう努め、テロの標的となりやすい場所(政府・警察関係施設、宗教関連施設、ナイトクラブなど多くの欧米人が集まる場所、ショッピングモール等不特定多数が集まる場所等)を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる等、安全確保に十分注意を払ってください。  

3 一般情勢

(1)大雨・強風・高波の警報

  最近の天候不順により、当地気象庁から大雨・強風・高波の警報が発出されています。海や山でのレジャーの際には天候の急変等に十分注意して下さい。また,市街地・山間部においては、倒木・土砂崩れ・洪水などの危険がありますので気を付けて下さい。

(2)狂犬病

  ブレレン県中央病院の発表によれば、2月上旬、シンガラジャで住民男性が狂犬病と思われる症状を発症して死亡したとのことです。今年に入り各地で狂犬病に感染した犬が確認されており、十分注意が必要です。屋外を徒歩で移動する場合は野犬等の動物に十分注意し、万一咬まれた場合には速やかにワクチン接種等の治療を受けて下さい。

(3)デング熱

  当地では一般的に雨季に入るとデング熱の罹患者が増えると言われており注意が必要です。デング熱には予防接種も予防薬もなく、蚊に刺されないようにすることが最善の予防方法ですので、防蚊対策を徹底し感染の予防に努めてください。なお、仮にデング熱が疑われる症状が発生した場合には、早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしてください。

(4)麻薬・薬物への注意

  バリ州各地において、インドネシア人、外国人を問わず麻薬・薬物関連の逮捕事案が続いています。当地でもナイトクラブ等に対する強制捜査が行われる等、当局による薬物犯罪対策により多数の検挙者が出ています。当地裁判所は、外国人に対しても死刑を含む重い判決を下すなど薬物事犯に対して厳しい姿勢で臨んでいます。薬物が蔓延しているような危険な場所には近寄らないことをお奨めします。

4 邦人事件・事故関係

(1)「お金見せて詐欺」

  邦人旅行者夫妻が、ングラ・ライ国際空港に到着時、アラブ系と見られる男女2名から声をかけられ現金を抜き取られる被害に遭ったとの報告がありました。夫妻は空港到着出口から駐車場へ向かう途中、アラブ系女性から一緒に写真を撮って欲しいと呼び止められ、その際、アラブ系男性から「今度日本に行くので日本円を見せて欲しい」と言われ、現金が入った財布を広げるようにして中身を見せたところ、その後財布の中から現金がなくなっていることに気が付いたというものです。

類似の事件は、当地のみならず各地でも発生しており、場所も空港以外にも、繁華街や両替のため並んでいる時に声を掛けてくる事例も報告されています。見知らぬ者から突如声を掛けられたり唐突な依頼をされたりした場合は十分注意し、相手方の言動等に惑わされることなくその場から離れるなどしてください。また、空港到着時は、今一度貴重品・所持品の所在を確認するなど管理に十分に留意してください。

(2)スリ・ひったくり

  1月下旬、クタ地区において邦人旅行者が強盗まがいの集団スリやひったくり被害に遭う事例が4件発生したとの報告がありました。発生時間帯はいずれも午後6時ころから深夜帯に及んでおり、累次お知らせのとおり、夜間・繁華街でのスリやひったくりには厳重な注意が必要です。外出中、貴重品は出来るだけ持ち歩かない等、所持品の管理に注意し、徒歩での移動の場合には周囲に十分警戒してください。

(3)スキミングに注意

  昨年10月以降、スキミング被害の報告が増えています。ATMは銀行店舗内や警備員の常駐している等安全性の高いATMを利用するようにしてください。特に最近、国際キャッシュカードが被害に遭うケースが多く報告されています。日本国内の銀行口座から現金を引き出す場合、その取引を事後確認するには往々にして時間がかかり、被害を気づきにくいという点があげられます。利用明細を頻繁に確認するとともに、口座内の金額を少なくしておく等の予防策もご検討ください。

5 その他

(1)発熱・嘔吐・下痢症状が多発

  旅行者・在留邦人・老若男女を問わず、発熱、嘔吐、下痢といった症状で体調を崩すケースが多く報告されています。原因は特定出来ませんが、この時期の天候不順等により衛生状態が悪化したり、体調を崩しやすい気候にあることも一因と考えられます。食品衛生管理等に留意して体調管理に心がけてください。

以 上

在デンパサール日本国総領事館

Konsulat Jenderal Jepang di Denpasar

Jl.Raya Puputan No.170, Renon, Denpasar, Bali, Indonesia

Tel: (+62)0361-227628

Fax: (+62)0361-265066

e-mail: denpasar@dp.mofa.go.jp

Web: http://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

開館時間

08:30〜12:00、13:30〜16:00

休館日

土・日、休日