交通事故にご注意

報道によると、2017年1月〜10月のバーレーンにおける人身交通事故は、932件発生しており、42名が死亡、890名が負傷(うち377名が重傷)し、特に目立つ事故原因として「信号無視」と「携帯電話で通話しながらの運転」があげられています。

2016年の人身交通事故件数が1,408件(47名死亡、1,300名負傷)と比較すれば減少傾向といえますが、その要因として、2017年5月の法改正による違反取締り強化が効果をあげていることが報じられています。

皆様におかれましては、事故防止のために、交通法規を遵守し、安全運転を心がけてください。

バーレーンでは、監視カメラシステムが主要道路、交差点及び警察車両に設置されています。この監視カメラは、スピード違反、信号無視、運転中の携帯電話使用、シートベルト無着用等の交通違反の検挙だけでなく、交通渋滞の緩和を進める目的も担っています。

交通違反をした場合でも、交通局からの通知はありません。自動車登録の更新時やレンタカー返却時等に、違反歴(ビデオ録画された日時・場所等)を指摘され、まとめて罰金を支払うことになるようです。

●自身の交通違反の経歴は、インターネットにより、CPR番号と住所等を入力することにより確認できます(ただし、アラビア語サイトのみ)。

https://services.bahrain.bh/

罰金の支払いが遅れると加算されていきますので、「違反をしてしまったのでは?」と不安な場合は、お早めにご確認下さい。

●主な交通違反と罰則は次のとおりです。

○信号無視:6か月以下の禁錮またはBD100以上BD500以下の罰金

○スピード違反:1か月以上6か月以下の禁錮またはBD50以上BD500以下の罰金

○スピード違反による事故:1か月以上3年以下の禁錮またはBD1,000以上BD2,000以下の罰金

○運転中の携帯電話を手で持っての使用:BD500以下の罰金

○シートベルト無着用、幼児や子供をチャイルドシートに座らせない:20BD以上100BD以下の罰金

○追い越しによる事故:3か月以上の禁錮またはBD1,000以上BD6,000以下の罰金

○交差点の「Yellow Box(黄色線がペイントされているゾーン)」内での駐停車:罰金BD20

※渋滞等のため交差点内で停まってしまうことが違反となります。交差点の先が混雑している場合は、青信号の場合でも、進まずに手前で待ちましょう。

※Yellow Boxのある交差点には、全て監視カメラが設置されていると報じられています。

●万が一、交通事故に遭った場合は「交通警察:199番」へ通報(負傷者がいる場合は「警察・救急:999番」へも通報)し、指示に従ってください。

○負傷者がいない軽い事故で、車を移動できる場合は、車を道路脇に移動し、他の通行の妨げにならないように安全を確保してから、警察の指示に従って下さい(軽い事故の場合は、警察官が現場には来ず、両当事者とともに最寄りの警察署に出頭するよう指示される場合が多いようです)。

○事故直後には、スマートフォン等のカメラで、車の破損状況や相手の車(特にナンバー)を写真撮影して記録(スマホの場合、撮影日時も残ります)しておくと、後に保険や修理費用でもめた場合に、証拠として利用できます。

【問い合わせ先】

バーレーン日本国大使館 領事部

メールアドレス: nippon@bh.mofa.go.jp

当館公式サイト(日本語) http://www.bh.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

電話:+973-1771-6565

FAX:+973-1771-5059

休館日はこちら  http://www.bh.emb-japan.go.jp/japan/aboutUs3.htm

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