政府とELNとの相互一時停戦合意期限の終了に伴う注意喚起

●政府と左翼ゲリラELN(国民解放軍)の一時停戦合意の期限を過ぎた1月10日未明,アラウカ県等において,ELNによるものとみられる,石油パイプライン施設等に対する攻撃が発生しました。

●10日,サントス大統領は記者会見で,ELNとの和平交渉に臨むためにキトに滞在中の交渉団長をボゴタに召還し,今後の和平交渉につき議論を行う旨発表しました。

●今後の和平交渉の進捗次第では,ELNによる攻撃が増加する可能性があります。十分ご注意下さい。

1 昨年10月から始まったコロンビア政府と左翼ゲリラELN(国民解放軍)による相互一時停戦合意の期限である1月9日を迎えるにあたり,同日,エクアドルのキトにおいて政府とELNの第5回和平交渉が開催予定でしたが,会合が開催されないまま停戦期限を迎えました。

2 一時相互停戦合意の期限を過ぎた10日未明,カサナレ県アグアスル市,ボヤカ県クバラ市及びアラウカ県アラウキータ市において,ELNによるものとみられる,エコペトロール(国営石油公社)の石油パイプライン施設及び軍施設に対する攻撃が発生しました。

3 これを受け,サントス大統領は10日記者会見を開き,ELNがテロ攻撃を再開したことは遺憾であると表明した上で,軍に対してはこのような攻撃に対して確固として対峙し,コロンビア国民の生命と尊厳を守るよう命令しました。また,キトに滞在中のベル政府側和平交渉団長に対し,ボゴタに戻るよう指示しました。

4 今後,コロンビア政府の和平交渉への対応次第では,ELNがさらに攻撃を行う可能性があり,予断を許さない状況となっています。邦人の皆様におかれては,ELNが活発に活動している地域への渡航は控えて下さい。また,報道等により,関連情報を入手するとともに,テロの標的となりやすい場所には可能な限り近づかず,常に周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知すれば,速やかにその場を離れるなど安全確保に努めていただくようお願いします。

※ 報道等によると,ELNの活動が活発な地域は,ノルテ・デ・サンタンデール県・ボヤカ県・アラウカ県の特にベネズエラ国境付近,カサナレ県北部,チョコ県,カウカ県・ナリーニョ県の太平洋岸等となっています。

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