在チュニジア日本国大使館からの注意喚起

在留邦人の皆様,旅行者の皆様

当地の報道によると,昨日(8日)午後に2018年財政法で規定された物価の上昇に抗議する若者のデモが,マヌーバ県(Tebourba:同県中部,チュニス西方約30キロ), カスリン県(Kasserine, Thala, Ferian,Sbeitla)で発生し,次いでカイロアン県(Bouhajla,la Oueslatia) ,ガフサ県,チュニス県西部(la Cité Ettadhamen,Intilaka)に拡大,同日夜に緊張が高まり,デモ隊と治安部隊の衝突が発生しました。

一連の混乱の中で,タイヤへの放火,窃盗,商店や地方自治体の建物への侵入,略奪等も行われたとのことです。

複数名が逮捕され,治安要員に複数の負傷者が出た他,マヌーバ県(Tebourba)では,この衝突によりデモ参加者1名が死亡しました。

本日(9日)の午後もカスリン県とマヌーバ県(Tebourba)ではデモが発生し,治安部隊との衝突も発生している模様です。

また,首都チュニスのブルギバ通りの内務省近くで,数百人がSNS上での呼びかけに応えて参集し,平和的なデモを行ったとのことです。

ついては,在留邦人の皆様,旅行者の皆様におかれましては,夜間等には,混乱が再発する可能性もありますので,上記エリアの付近への外出を控えるなど,十分に注意してください。 

2017年1月9日

チュニジア日本国大使館

領事班