クリスマス・マーケットにおける安全対策

来週以降開催されるクリスマス・マーケットのような大規模行事では,すりや置き引きといった犯罪に加えて,不特定多数を狙ったテロの可能性も念頭に,万が一に備えた心構えが必要です。

1 来週以降,ドイツ各地においてクリスマス・マーケットが開催されます。

昨年のクリスマス・マーケットでは,ベルリンにおいて大型トラックを用いたテロ事件が発生したほか,ラインラント・プファルツ州ルートヴィッヒスハーフェンでは,12歳の少年によるクリスマス・マーケット会場付近での爆弾テロ未遂事件が発生するなどの事件が相次ぎました。

2 フランクフルト市警察によれば,本年のクリスマス・マーケットでは制服警察官によるパトロールを例年以上に強化するなど高度の警備態勢を持って警戒に当たる旨言及しておりますが,皆様にあっては,万が一に備えて以下の対策を講じていただきますようお願いいたします。

(1)在留届(変更届)の提出,または「たびレジ」への登録をお願いします。既にご提出いただいている在留届に変更があった場合は,その旨を届け出ていただくほか(在留邦人の方のみ。届出方法についてはこちら:http://www.frankfurt.de.emb-japan.go.jp/jp/konsular/zairyutodoke.html ),3ヶ月未満の海外滞在の場合は「たびレジ」への登録(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )を実施するなど,最新の情報の入手に努めてください。

(2)クリスマス・マーケット等の混雑する場所では,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる,できるだけ滞在時間を短くする等,安全確保に十分注意を払って下さい。

(3)万が一銃撃テロや爆弾テロの現場に遭遇した場合には,直ちに伏せて隠れつつ,冷静に安全を確認しつつできるだけ遠く(建物の外に危険が存在する場合は近くの建物の中へ,建物内に危険が存在する場合は建物の外へ)へ避難して下さい。

3 また,クリスマス・マーケットのような多くの人で賑わう場所では,すり及び置き引きといった一般犯罪が多発する傾向にあります。ラインラント・プファルツ州フランケンタール警察署から,以下のとおりすり対策について注意喚起が出ておりますので,参考にして下さい。

○お金やクレジットカード等の貴重品は内ポケットに入れるなど,常に肌身離さず携行する。

○ハンドバッグやショルダーバッグは身体の前で持ち,あるいは脇に挟んで所持する。

○ネックポーチやマネーベルト等をうまく活用する

○財布を買い物袋や買い物カゴ,ショッピングカートの上に置かず,肌身離さず携行する。

○レストランやデパート等の店舗内(試着室を含む)では,ハンドバッグをイスの背もたれに掛けない。また,常時目を離さない。

【問い合わせ先】

在フランクフルト日本国総領事館領事部

電話:+49−(0)69−2385−730

FAX:+49−(0)69−2427−9250

メール:konsular@fu.mofa.go.jp

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