セネガルにおけるデング熱の発生

ダカール北部に位置するルーガとダラ地区において,デング熱が報告されました。

セネガル保健省の発表によりますと,ルーガ州において,デング熱が報告されました。

ダカールパスツール研究所での検査では,10月29日の時点で36人が陽性(232人の疑い患者中)ですが,重症患者は無く死亡例もありません。

保健省では,伝搬蚊対策や同地区の流行状況調査を始めています。

デング熱は,基本的には熱の出る疾患で,初期症状では,風邪やマラリア,ジカ熱などと区別がつきません。

日本においては,2014年夏に国外感染者によりもち込まれたと考えられるウイルスにより150例以上の国内流行が発生しています。

従来は,東南アジアや中南米で流行していましたが,近年,アフリカ大陸でも発生が確認されており,最近は西アフリカでの流行が報告されています。

ヨーロッパでは,ブルキナファソコートジボワールガボンセネガル,マリ,カメルーン,カーボヴェルデ等から帰国した感染者事例の報告があります。

潜伏期間は4〜10日で,感染しても無症状か1週間程度の発熱のみで終わることが多いですが,数パーセントの事例で経過中に重症化することが知られています。

通常の蚊対策で予防可能ですが,媒介蚊は日中にも活動します。袖の長い衣服,虫よけスプレーなどで蚊に刺されないように注意をしてください。

本件について,日本人に関する情報に接した場合には,大使館にご一報していただきますようお願いいたします。

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