アンタナナリボ市内でペストの受診ができる病院(続報)

●Hôpital Mère et Enfant Tsaralalànaでの子供(0~15歳)のペスト患者の受入れが中止されました。

●各ディストリクト(地区)に1カ所設置されている病院(CHRD: Centre Hospitalier Reference de District)でもペストに関連した診察・予防投薬・迅速診断テスト・入院が可能となりました。

アンタナナリボ市内でペストに対応できる医療機関に関する10月25日時点での新しい情報をお伝えします。

 先般お伝えした小児公立病院であるHôpital Mère et Enfant Tsaralalànaでは、子供(0~15歳)のペスト患者の受入れが中止されたということです。子供の診察・予防投薬・迅速診断テスト・入院が可能な病院は、Hôpital Befelatananaになります。

 また、各ディストリクト(地区)に1カ所設置されている病院(CHRD: Centre Hospitalier Reference de District)でもペストに関連した診察・予防投薬・迅速診断テストに加え、入院が可能となりました。CHRDは大人にも子供にも対応しています。

先日もお伝えしましたように、ペスト対応のためのフリーダイヤル「910番」が設置されており、24時間体制で医師が対応しております。最寄りの医療機関を確認することや、ペストかもしれないと思われる症状が出た場合などに相談に応じることに加えて、ペストの症状を発症したと思われる場合には、救急車を呼ぶことも可能です。

今後も引き続き新聞,ニュース,インターネット等からの情報収集に努めて頂き,引き続き自らの身体の安全の確保に留意してください。

なお、ペストにかかったとの診断があった際には、至急大使館員まで連絡をお願いいたします。

[以下は既にお伝えしているペスト関連の情報です]

○ペスト対応のフリーダイヤル:910番

○CHAPA(Centre Hospitalier Anti-pesteux d’Ambohimiandra) Adresse : Ambohimiandra, Antananarivo

電話:Docteur Fara, Médecin Chef Tel : 033-01-903-63/034-29-453-41

○Hôpital Befelatanana

Adresse : Befelatanana Antananarivo

Major de service 電話 : 034-14-201-71

Professeur Mamy RANDRIA,Directeur de l’Hôpital, Chef de service des maladies infectueuses 電話: 034-14-200-30

救急車:034-14-204-35

○Centre Hospitalier de Soavinandriana

住所:Rue du Dr Moss, Soavinandriana

電話: 020-23-397-51

○救急車:ペスト対応のフリーダイヤル(910番)、もしくは、アンタナナリボ市内のベフェラタナナ病院の救急車専用番号(034-14-204-35)にて、対応できる病院への搬送を依頼してください。

 皆様におかれましては、既にお伝えしているとおり、手洗い・うがいを励行する、ペストが流行している地域には立ち入らない、ネズミがいるような不衛生な墓所には行かない、ノミにさされないように注意するなどを実施していただき、ペストにかからないよう一層のご注意をお願いいたします。

 なお、突然の発熱、頭痛、悪寒、激しい倦怠感、リンパ節の腫れ、血痰を伴う咳が出るなどの症状が見られた場合やペスト患者やその疑いがある者と接触した場合には病院で診察を受けるようにしてください。

(参考)ペストの感染について

○肺ペスト:

 肺ペスト患者の咳に伴う飛沫内にはペスト菌が含まれており、その飛沫を吸入することでペスト感染が周囲のヒトに拡がることがあります。ペスト菌のヒトからヒトへの感染が起こるには、患者との濃厚接触が必須です。濃厚接触とは、血痰などを喀出するペスト患者の半径2メートル以内に近づくことを指します。

 肺ペスト患者に濃厚接触した時点から、ペストを発症する期間(潜伏期間という)は典型的には2~4日(1~6日までの範囲で可能性があります)です。したがって、患者に濃厚接触後7日を超えて、何も症状がない場合はペストに感染している可能性は極めて低いと考えられます。

○腺ペスト(最も多いタイプ):

 ペスト菌保有したノミの吸血により感染します。主な症状としては、ノミの刺し口に近いリンパ節の腫れの他、発熱、悪寒、頭痛、著明な倦怠感があります。通常、ノミに吸血されて1-6日後に発症し、早期に治療を受けなかった場合は、肺ペストに進展することがあります。

以下のウェブサイトが参考になると思いますので、ご参照ください。

厚生労働省FORTH http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name37.html

厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-01-05.html

国立感染症研究所 http://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/514-plague.html

当地パストゥール研究所:http://www.pasteur.mg/fiche-dinformations-sur-letat-de-la-peste-a-madagascar-3

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