マダガスカルにおけるペストに関する医療情報(続報)

●ペスト対応のためのフリーダイヤル910が設けられたようです。同フリーダイヤルは、24時間体制で医師が対応しています。

●ペストの症状を発症したと思われる場合には、ペスト対応のフリーダイヤル(910番)、もしくは、アンタナナリボ市内のベフェラタナナ病院の救急車専用番号(034-14-204-35)にて、対応できる病院への搬送を依頼してください。

●現在のところ、在留邦人や日本人旅行者の方がペストが発症したという情報はありませんが、皆さまにおかれては引き続き十分ご注意ください。

在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ

 ペスト関連で新たな情報が得られましたのでお伝えします。

 既に新聞などで報じられていますが、新たにペスト対応のためのフリーダイヤル910が設けられたようです。同フリーダイヤルは、24時間体制で医師が対応しており、ペストかもしれないと思われる症状が出た場合などに相談に応じることに加えて、ペストの症状を発症したと思われる場合には、救急車を呼ぶこともできるようです。

 なお、以前お伝えしたアンタナナリボ市内のベフェラタナナ病院の救急車専用番号からも救急車を呼ぶことは引き続きできるとのことです。

 現在のところ、在留邦人や日本人旅行者の方がペストが発症したという情報はありませんが、皆さまにおかれては引き続き十分ご注意ください。

 明らかにペストの症状を発症したと思われる場合には、ペスト対応のフリーダイヤル(910番)、もしくは、ベフェラタナナ病院の救急車専用番号(034-14-204-35)にて、対応できる病院への搬送を依頼してください。

(参考)ペストの感染について

○肺ペスト:

 肺ペスト患者の咳に伴う飛沫内にはペスト菌が含まれており、その飛沫を吸入することでペスト感染が周囲のヒトに拡がることがあります。ペスト菌のヒトからヒトへの感染が起こるには、患者との濃厚接触が必須です。濃厚接触とは、血痰などを喀出するペスト患者の半径2メートル以内に近づくことを指します。

 肺ペスト患者に濃厚接触した時点から、ペストを発症する期間(潜伏期間という)は典型的には2〜4日(1〜6日までの範囲で可能性があります)です。したがって、患者に濃厚接触後7日を超えて、何も症状がない場合はペストに感染している可能性は極めて低いと考えられます。

○腺ペスト(最も多いタイプ):

 ペスト菌保有したノミの吸血により感染します。主な症状としては、ノミの刺し口に近いリンパ節の腫れの他、発熱、悪寒、頭痛、著明な倦怠感があります。通常、ノミに吸血されて1−6日後に発症し、早期に治療を受けなかった場合は、肺ペストに進展することがあります。 

このメールは、在留届にて届けられたメールアドレスに及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

【問い合わせ先】

マダガスカル日本国大使館領事班

代表電話:+261(0)20−22ー493−57

緊急電話:+261(0)32−07−072−11(※開館時間外に緊急でお困りの方)

大使館ホームページ:http://www.mg.emb-japan.go.jp/jp/index.html

大使館ツイッターアカウント:https://twitter.com/JapanEmb_Madaga

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから

停止手続きをお願いいたします。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete