中国人に対する金品強奪事件

在留邦人の皆様へ

平成29年10月10日

パキスタン日本国大使館

                                        〜大使館からのお知らせ〜

                                      (中国人に対する金品強奪事件)

【ポイント】

○ ラワルピンディー市内の路上において、中国人長期滞在者がガンポイントにより金品を強奪されました。

○ 本事件には、被害者の元運転手が関与していた由。

【本 文】

1 当地報道によると、9月27日午後9時頃、ラワルピンディー市内の路上において、中国人長期滞在者2名がリクシャにより帰宅中、4名の武装強盗により道を塞がれ、その場でガンポイントにより現金、携帯電話等の金品を強奪される事件が発生しました。警察による捜査の結果、同事件には、被害者の元運転手が関与していることが判明した由です。

 

2 本件については、被害者の元運転手が企図した計画的な犯罪だと思われますが、中国人と顔つきの似た邦人が被害に遭う可能性も否定できません。

つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、以下の注意事項を参考に、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けていただけますようお願いいたします。

(1) 他人から恨まれないよう、使用人を含む他人とのトラブルや使用人の解雇方法、不用意な発言(政治、宗教、思想に関するものなど)について十分留意する必要があります。なお、何代も日本人に仕えていた使用人が犯人を手引きした事例もあります。

(2) いつも同じ時間帯、同じ場所へ出掛けて買い物をしたり、同じルートを通ることは、犯人に行動パターンを把握され、狙われ易くなりますので危険です。

(3) 多額の現金を持ち歩かない。また、ハンドバッグ及びウエストバッグは貴重品が入っていると犯人に推察される恐れがありますので、特にマーケットには持って行かないことをお勧めします。

(4) 夜間の長距離移動は極力避け、移動にあたってはできるだけ日中の時間帯を選ぶよう注意する。

(5) 悪く目立たない…つまり、高価な装飾品を身に着けて外出しない。やむを得ず装飾品を身に付ける場合は、目的地で装着するようにしましょう。また、必要以上に自己の地位や経済力を誇示するような言動を慎みましょう。

3 なお、上記注意点以外にも、外務省広域情報など当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○ 当館ホームページ:

http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

○ 外務省海外安全ホームページパキスタン):

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0

○ 在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

  海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。

 http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

○ 緊急時の連絡先:051−9072500(在パキスタン日本国大使館代表)