自爆テロの発生及び犠牲祭に伴う注意喚起

●8月31日(木)朝,ティアレット県警本部を標的とした自爆テロが発生しました。同県を訪問される際には,安全確保に十分注意を払ってください。

アルジェリアでは9月1日(金)から9月2日(土)までは,イスラム教の犠牲祭に当たります。

1 報道によれば,8月31日(木)7時45分頃,自爆ベルトを装着し銃器類を所持したテロリスト1名がティアレット県警本部庁舎入り口付近で自爆ベルトを起爆させ,爆発により警察官2名が死亡し,2名の負傷者が出たとのことです。

2 現時点で詳細は不明ですが,同県を訪問される際には,最新情報の入手に努め,テロの標的となりやすい場所を訪れる際には,安全確保に十分注意を払ってください。

3 アルジェリアでは9月1日(金)から9月2日(土)までイスラム教の犠牲祭に当たり,イスラム教徒は,神(アッラー)への捧げ物として,羊,牛,山羊などを屠り,貧しい人々と分け合うことが習慣となっています。現在のところ,犠牲祭に際してテロの実行を呼びかける声明などは確認されていません。しかしながら,シリアやイラクでその支配領域を縮小させているISIL(イラク・レバントのイスラム国)による存在感を示すためのテロ攻撃などの可能性は排除できません。大規模行事はテロの標的となり易いことに留意し,テロへの注意を強化する必要があります。

4 つきましては, 犠牲祭期間中やその前後は,従来以上に安全に注意する必要があることを認識し,外務省が発出する海外安全情報及び報道等により,最新の治安情勢等,渡航・滞在先について最新の関連情報の入手に努めるとともに,改めて危機管理意識を持つよう努めてください。テロ,誘拐等の不測の事態に巻き込まれることのないよう,特にテロの標的となりやすい場所(※)を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる等,安全確保に十分注意を払ってください。

(※)モスク等宗教関連施設,政府・軍・警察関係施設,欧米関連施設,公共交通機関,観光施設,デパートや市場等不特定多数が集まる場所等

(了)

アルジェリア日本国大使館

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