● パキスタン政府の発表によれば、イードの休日が9月1日(金)から4日(月)までの4日間と決定されました。
● イード期間及びその前後には、多くの人々が集まりやすくテロの標的となるリスクが高い。また一般犯罪被害や空き巣狙いに遭うおそれがある。
● イード期間中には屠殺が行われ、感染リスクが高まることから、十分な注意が必要となります。
● つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、ご自身及びご家族の安全に及び健康に十分配慮した行動を心掛けていただけますようお願い致します。
(内容)
1 テロ等に関する注意事項
これまでのお知らせにおいても、テロ攻撃の脅威情報に関する各種注意喚起をおこなっていますが、イード期間中及びその前後は、テロ攻撃等の可能性は引き続き否定できま せん。大規模行事はテロの標的となり易いことに留意し、テロへの注意を強化する必要があります。ついては、以下の注意点を参考に安全に配慮した行動をお願いいたします。
(1) 当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。
(2) テロの標的になりやすい場所(モスク等宗教関連施設、政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、報道機関)には出来るだけ近づかないようにし、そ の他の場所(外国資本等のホテルやファースト・フード店、国連関係機関、公共交通機関、観光施設、レストランやマーケット等)での用事についても、短時間で効率的に行う ように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合は、速やかにその場から離れるようにする。
(3) 宗教行事や集会が行われている場所には、決して近づかない。
(4) 移動途中等に集会等に遭遇した場合は、速やかにその場から離れる。
〇 海外安全情報(広域情報)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C180.html
2 一般犯罪に対する注意
イード期間直前や期間中は、買い物等で多額の現金を持ち歩く市民が多いことから、窃盗等の一般犯罪が増加する傾向にあります。また、旅行等で長期に自宅等を不在に する場合、現金や貴重品の管理には十分に注意し、玄関、窓ガラス、各部屋の施錠を確実に行うよう留意して下さい。
(1) 一般犯罪
ア 夜遅い時間帯や早朝の外出は極力避ける。
イ 外出する場合は、近い距離であっても車を利用し、買い物などの用事は短時間ですませることを心掛ける。
ウ 買い物等でやむを得ず人の多く集まる場所に行く場合には、貴重品はズボンのポケットなど、盗まれやすいところには保管しないように心掛け、携行品はできるだけ手や身体 から離さないようにする。
エ 駐車する場合は、警備員のいる駐車場を極力利用するようにし、車の乗降時は周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れる。乗車中は 必ずドアロックをして、全ての窓を閉める。
(2) 空き巣等の対策
ア 留守時はもちろんのこと、在宅時であっても必ず施錠する。
イ 来訪者が来た場合、門・ドアを開ける前に必ず相手の身分事項や用件を確認する。また、警備員がいる場合には、独自の判断で門扉を開けないよう指導する。
ウ 使用人を雇用している場合、いかなる理由があっても第三者を勝手に敷地内(使用人部屋を含む)に立ち入らせないよう指導する。
エ 貴重品は、一見しただけでは分かりづらい、施錠できる場所に保管する。
オ 在宅中に不幸にして強盗に遭った場合には、被害を大きくしないためにも決して抵抗しない。
3 感染症対策
(1) 家畜屠殺の立ち会いは出来るだけ避ける。
(2) 万が一屠殺に立ち会う場合であっても、しっかり虫よけ対策をとり、家畜には決して触れないようにし、ダニ等の寄生虫はつぶしたりしない。家畜の血液や体液が付着しないよ うに十分な距離をとり、屠殺の終わった後も、屠殺が行われた場所には近づかない。
(3) 屠殺された新鮮な家畜の肉には感染力があるウイルス等が残留している可能性があるため、直接触れないようにする。やむなくこれを調理する場合には、ゴム手袋をするなど 生肉に直接触れないように心掛け、調理ではよく火を通す。(ウイルスは屠殺後数時間で失活し感染性を失うので、衛生的な精肉店の店頭の肉は安全と考えられる。)
(4) 生乳は飲まない。
(5) 万が一、突然の高熱、頭痛、悪寒、筋肉痛、関節痛、腹痛、嘔吐のような症状があり、感染が疑われるような場合には、早めに医療機関に相談する。
4 なお、上記注意点以外にも、当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。
〇 当館ホームページ
http://www.kr.pk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
〇 外務省海外安全ホームページ
〇 在留届及び「たびレジ」への登録のお願い
海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届 を提出して下さい。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html
また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時うけとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
(詳細はhttps//www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#参照)
〇 緊急時の連絡先:021−3522―0800(在カラチ日本国総領事館代表)
■連絡先:在カラチ日本国総領事館
電話:+92−21−3522ー0800
メール: japan.consulate.karachi@kr.mofa.go.jp
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