在ハンブルク総領事館からの注意喚起(第2報)

ハンブルク州ニーダーザクセン州ブレーメン州シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州にお住まいの皆さま及び旅行者の皆さまへ

ハンブルク総領事館

28日午後3時10分頃、ハンブルク市バルムベック地区(Hamburg-Barmbek)のフールスビュットラー通(Fuhlsbuettler Str)において、刃物を用いた殺傷事件が発生し、死者1名、負傷者4〜5名の被害が出ております。

犯人として男1名が州警察によって逮捕されています。

犯人が犯行に際し「Allahu Akubar(神は偉大なり)」等と叫んでいたとの報道もあり、テロ等の可能性が排除できない状況にあります。

このような無差別殺傷事件やテロは、多数の人が集まる場所が狙われる傾向があります。皆さまにあっては、最新情報の入手に努めるとともに、テロの標的となりやすい場所を訪れる際には、安全確保に十分注意を払ってください。

皆さまの安全確保のため、以下の対策をお願いします。

(1)最新の関連情報の入手に努める。

(2)以下の場所がテロの標的となりやすいことを十分認識する。

観光施設、観光地周辺の道路、記念日・祝祭日等のイベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパーマーケット、ナイトクラブ、映画館等人が多く集まる施設、教会・モスク等宗教関係施設、公共交通機関、政府関連施設(特に軍、警察、治安関係施設)等。

(3)上記(2)の場所を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる、できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え、その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。

(4)現地当局の指示があればそれに従う。特にテロに遭遇してしまった場合には、警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。

【車両突入の場合】

●ガードレールや街灯などの遮へい物がない歩道などでは危険が増す。

【コンサート会場、スポーツの競技場等の閉鎖空間】

●会場には時間より早めに入る、終了後はある程度時間を置いてから退出するなど、人混みを避けるよう努める。

●セキュリティの確保されていない会場の外側や出入口付近は危険であり、こうした場所での人だまりや行列は避けるようにする。

●不測の事態の発生を念頭に、会場の出入口や非常口、避難の際の経路等についてあらかじめ入念に確認する。

●パニック状態となった群衆の中で負傷するおそれもあり、周囲がパニック状態になっても冷静さを保つように努める。

【爆弾、銃器を用いたテロに遭遇した場合】

●頑丈なものの陰に隠れる。

●周囲を確認し、可能であれば、銃撃音等から離れるよう、速やかに、低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。閉鎖空間の場合、出入口に殺到すると将棋倒しなどの二次的な被害に遭うこともあり、注意が必要。

(当地連絡先)

ハンブルク日本国総領事館

電話:(代表)+49(0)40-3330 170