在ナイジェリア大使館からの注意喚起 (コレラ)

●ナイジェリア(西部KWARA州)で、コレラ患者の集中発生があり、6月末までに患者数1558人、死亡者数11人が報告されています。

●今後コレラの発生が在留邦人居住地域に拡大する可能性もありますので、以降の情報への注意が必要です。

コレラは経口感染で、症状は重度の水様下痢です。手洗いを励行し、水と食事には十分注意してください。

在留邦人等の皆様へ

2017年7月10日

在ナイジェリア日本大使館

1. WHO発表によるナイジェリアにおけるコレラの現況

 「世界保健機関(WHO)」は7月7日、ナイジェリア西部KWARA州におけるコレラ患者の集中発生を発表し、6月末までに患者数1558人、死亡者数11人が報告されています。

2. コレラへの対処

(1)ナイジェリアでは例年雨期を中心にコレラの発生がみられますので、現時点で何らかの対応が即座に必要であるとは認識しておりませんが、今後コレラの発生が在留邦人居住地域に拡大する可能性もありますので、今後の情報に注意が必要です。

(2)コレラは経口感染で、症状は重度の水様下痢です。治療は基本的に十分な補水と抗生剤投与により対処できますので、過度の心配は必要ありません。ワクチンもありますが、効果は確実ではないので、お奨めはしていません。手洗いを励行し、水と食事には十分注意してください。