イスラエル・パレスチナにおける注意喚起(安全対策等)

当地治安情勢は、一般犯罪に加え、昨今の政治情勢を背景として、パレスチナ人によるユダヤ人(治安要員を含む)を狙った事案が散発しています。

行動にあたっては、「巻き込まれ」の危険性に十分注意を払うとともに、海外安全情報(外務省海外安全ホームページ)の確認、当地報道及び在イスラエル日本国大使館ホームページ等からの最新の治安情報入手に心がけて下さい。

1 注意事項

(1)海外安全情報(外務省海外安全ホームページ参照:http://www.anzen.mofa.go.jp/)に従い、レベル3(渡航中止勧告)に指定されている地域には近寄らないで下さい。

(2)投石やテロ事案が発生する可能性のあるエルサレム旧市街の「神殿の丘」やダマスカス門付近等では十分注意を払って下さい。

(3)テロの標的となりやすい路線バス、シェルート(小型乗り合いバス)、ライトレール(路面電車)の利用は極力避けて下さい。

(4)以下の場所が、テロの標的となりやすいことを十分認識し、行動してください。

観光施設、観光地周辺の道路、記念日・祝祭日等のイベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパーマーケット、ナイトクラブ、映画館等人が多く集まる施設、教会・モスク等宗教関係施設、公共交通機関、政府関連施設(特に軍、警察、治安関係施設)等。

2 最近発生した主な治安事案

(1)6月28日(水)午後、シリア側から発射された迫撃砲弾がゴラン高原イスラエル実効支配)の開豁地に着弾しました。これによる被害はありませんでしたが、これを受けてイスラエル国防軍による報復攻撃が実施されました。

(2)6月24日(土)午後、シリア領より発射された迫撃砲弾十数発が、ゴラン高原イスラエル実効支配)の開豁地に着弾しました。これを受けて、イスラエル国防軍による空爆が実施され、シリア側に少なくとも2名の死者が発生したと報じられました。

(3)6月20日(火)、エルサレム北部カランディア検問所近くのジャバア検問所付近にて、パレスチナ人男性がナイフでイスラエル兵を襲撃したため、犯人はその場で射殺されました。

(4)6月16日(金)夕刻、エルサレム旧市街ダマスカス門付近2ヶ所において、パレスチナ人3名が銃(サブマシンガン)及びナイフにて国境警察官を襲う事案が発生しました。これにより女性警察官1名が死亡、警察官4名が負傷し、犯人3名はその場で射殺されました。この事件に関し、ISIL及びハマス等が犯行声明を出しましたが、組織性の真偽は確認されていません。

(5)5月23日(火)午後、ネタニア市(テルアビブ市北約25km)の路上にて、パレスチナ人男性がナイフで警察官を襲う事案が発生しました。これにより警察官1名が負傷、犯人はその場で逮捕されました。

(6)5月23日(火)午前、エジプト領シナイ半島からイスラエル南部(エシュコル地区)に向けてロケット弾が発射されたことが確認されました。イスラエル領への着弾は確認されていませんが、これによる負傷者等の被害はありませんでした。

(7)5月13日(土)午後、エルサレム旧市街ライオン門付近において、ヨルダン人男性がナイフで警察官を襲う事案が発生しました。これにより警察官2名が負傷し、犯人はその場で射殺されました。

(8)5月7日(日)夕刻、エルサレム旧市街ダマスカス門付近において、パレスチナ人女性がナイフで警察官を襲う事案が発生しました。これによる負傷者はなく、犯人はその場で逮捕されました。

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3 問い合わせ先

イスラエル日本国大使館 領事部  

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