ペナン州における「ふぐ」の販売について

ペナン州における「ふぐ」の販売について

平成 29年7月6日

在ペナン日本国総領事館

7月4日付、当地の報道によれば、ペナン州のマーケットにおいて一部の漁師が捕獲した「ふぐの切り身」を販売しているとのことです。ペナン州保健省では、処理の過程でふぐの内蔵や血液から切り身が毒に汚染されているおそれがあることから、購入する場合には十分注意する様、呼びかけを行っています。

※ 厚生労働省HP(参考)

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000094363.html

ふぐ毒は麻痺による呼吸困難を引き起こします。ふぐ中毒には特効薬はなく、致死率のきわめて高いことが特徴です。

〜 ふぐ中毒の症状 〜

ふぐ中毒の経過は非常に早く、食べてから死亡までの時間は4から6時間位です。

1 食後20分から3時間までに、口唇、舌端、指先のしびれが始まります。頭痛、腹痛などを伴い、激しい嘔吐が続くこともあります。歩行は千鳥足となります。

2 まもなく、知覚マヒ、言語障害、呼吸困難となり、血圧が下降します。

3 その後、全身が完全な運動マヒになり、指さえ動かすことができなくなります。

4 意識は死の直前まで明瞭です。意識消失後まもなく呼吸・心臓が停止し、死にいたります。