イスラム過激派による米国でのテロの呼びかけ

●6月23日報道によると,イスラム過激派組織ISIL (イラク・レバントのイスラム国)系通信社が,メッセージアプリを通じて,米国でのテロ攻撃と,武器としてナイフや車両を使うよう呼びかけました。

●6月27日頃まで,イスラム教のラマダン及びラマダン明けの祭が続きます。不測の事態に巻き込まれないよう、以下の対応に努めて安全確保に十分注意を払ってください。

(1)最新の関連情報の入手に努める。

(2)以下の場所がテロの標的となりやすいことを十分認識する。

公共交通機関,観光施設,観光地周辺の道路,記念日・祝祭日等のイベント会場,レストラン,ホテル,ショッピングモール,スーパーマーケット,ナイトクラブ,映画館等人が多く集まる施設,教会・モスク等宗教関係施設,政府関連施設(特に軍,警察,治安関係施設)等。

(3)上記(2)の場所を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる,できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え,その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。

(4)現地当局の指示があればそれに従う。特にテロに遭遇してしまった場合には,警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。

【車両突入の場合】

●ガードレールや街灯などの遮へい物がない歩道等では危険が増す。

【コンサート会場,スポーツの競技場等の閉鎖空間】

●会場には時間より早めに入る,終了後はある程度時間を置いてから退出する等,人混みを避けるよう努める。

●セキュリティの確保されていない会場の外側や出入口付近は危険であり,こうした場所での人だまりや行列は避けるようにする。

●不測の事態の発生を念頭に,会場の出入口や非常口,避難の際の経路等についてあらかじめ入念に確認する。

●パニック状態となった群衆の中で負傷するおそれもあり,周囲がパニック状態になっても冷静さを保つように努める。

【爆弾,銃器を用いたテロに遭遇した場合】

●頑丈なものの陰に隠れる。

●周囲を確認し,可能であれば,銃撃音等から離れるよう,速やかに,低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。閉鎖空間の場合,出入口に殺到すると将棋倒しなどの二次的な被害に遭うこともあり,注意が必要。

(問い合わせ窓口)在ボストン日本国総領事館 領事班

Consulate-General of Japan in Boston

TEL: 617-973-9772, FAX: 617-542-1329

HP:http://www.boston.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html