瀋陽総からの注意喚起(鳥インフル死亡者の発生)

吉林省内における鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染・死亡例の発生〜

瀋陽日本国総領事館

(2017年第17号)

吉林省において、鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染・死亡例が1例確認されたところ、概要は以下のとおりです。

1.4月22日付で、吉林省衛生・計画生育委員会が吉林省通化市内において鳥インフルエンザA(H7N9)の感染例を1例確認した旨、発表していたことから、当館から同委員会に詳細の確認を行ったところ、当該感染者(34歳男性)は、発表の翌23日、死亡し、同感染者の密接接触者については、感染は認められなかった旨、確認されました。

2.中国国内では、2016年12月以降、鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染例が大幅に増加しており、死亡者も確認されています。人出が多い場所に出かける際はマスクを着用する、こまめに手を洗う、生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避けるなど、予防を心がけてください。

3.鳥インフルエンザA(H7N9)について

(1)症状

これまで海外で報告された情報によると、多くの患者に発熱や咳、息切れ等の症状が見られたことに加え、重症の肺炎に発展し、中には死に至るケースが見られました。ただし、この病気の詳細はまだ分かっていません。

(2)感染源

現時点において感染源は不明ですが、鳥インフルエンザにかかった鳥の羽や粉末状になったフンを吸い込んだり、その鳥のフンや内臓に触れてウイルスに汚染された手から鼻へウイルスが入るなど、人の体内に大量のウイルスが入ってしまった場合に、ごくまれに感染すると考えられています。ヒトからヒトへの持続的な感染は確認されていません。

(3)予防

鳥インフルエンザA(H7N9)に対する一般的な予防策は以下のとおりです。

 ●休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。

 ●手指等の衛生保持に心掛ける。

 ●咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。

 ●温度の変化と乾燥しすぎに注意する。

 ●高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、適切なタイミングで専門医の診断を受ける。

また、鳥インフルエンザA(H7N9)の特徴及び上記に追加する具体的予防策は以下のとおりです。

 ●生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避ける。

 ●死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。

 ●鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。

 ●手洗い、うがいにつとめ、衛生管理を心がける。

 ●外出する場合には、人混みは出来るだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がける。

(4)発生地域からの帰国時・帰国後の対応

帰国時に発熱、咳、のどの痛みなどの症状がある場合には、検疫所の健康相談室に申し出てください。また、帰国後10日以内にこれらの症状が出た場合には、速やかに最寄りの医療機関を受診し、発生地域に渡航・滞在していたことを伝えてください。

3.海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。

 3か月以上滞在する方は,大使館又は総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet

 3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

【このメールは、在留届、メールマガジン及びたびレジに登録されたメールアドレスに自動的に配信されておりますので、重複して配信される場合があります】

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瀋陽日本国総領事館 領事担当

 瀋陽市和平区十四緯路50号

 TEL:024-2322-7490 FAX:024-2385-2430

  HP:http://www.shenyang.cn.emb-japan.go.jp/index.htm 

 E-Mail:ryoji@ya.mofa.go.jp

既に日本に帰国した方、又は、他国や中国国内の他地域に移動した方で、まだ当館に帰国届

または変更届を提出していない方は、次のリンク先をご覧の上、提出して下さい。

 http://www.shenyang.cn.emb-japan.go.jp/jp/connection/fr_worklead_04.htm#zairyutodoke

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