ブルネイ大使館からの注意喚起(ラマダン)

今月下旬から始まるラマダン期間中は、いつも以上に安全面に意を用いて下さい。

在留邦人の皆様

たびレジ登録いただきました皆様

ブルネイ日本国大使館

 今月27日(土)頃より約1か月間、ラマダンに入りますが、近年ではイスラム過激派組織が、イスラム教にとって重要な同期間中にテロを広く呼びかける声明を出す傾向にあります(昨年7月にバングラデシュ・ダッカで発生した襲撃事件も同期間中の金曜日でした)。

このような状況から、ラマダン期間中はいつも以上に安全面に意を用い、警戒を心掛けるようにして下さい。加えて、一般犯罪も増加する傾向にある点にも注意が必要です。また、イスラム教の習慣に対しても、配慮が必要とされています。

(主な注意事項)

・テロの標的となりやすい場所(宗教関連施設、空港、デパートや市場など不特定多数の人が集まる場所、ホテル、観光施設、政府関係施設、欧米関係施設等)やその周辺地域を訪れる場合、周囲の状況には常に注意を払い、不審な点を感じた場合は速やかにその場を離れるようにして下さい。

・車から出る際は、荷物等は外から見えないところへ置くようにして下さい。もっとも車内に荷物等を置いたままにしないのが一番です。例え短い時間でも、荷物等を車内に残さないようにできるかを常に考えて下さい。

・貴重品(現金、旅券等)は、チャック付きの衣服や鞄で管理し、外部から見えないようにしてください。また、定期的に紛失していないことを確認してください。仮に、ひったくりにあった場合、追いかけることは危害を加えられる事もありえるため、得策ではありません。

また、団体で行動している場合でも、自身の持ち物は自身で責任を持って管理して下さい。

ラマダン期間中は、当局による警戒が厳しくなる傾向にあります。そのため、警察等ブルネイ政府関係者から身分照会を受けることもあります。長期滞在者はブルネイ政府発行のICカード、短期渡航の方は、旅券(原本)を常に携帯して下さい。

ラマダン期間中は、イスラム教徒でない人も、イスラム教徒の前では飲食を控える礼儀が必要です。生活環境が変わりますが、イスラム教徒には大切な期間である点に留意した上で接するようにして下さい。

・海外渡航の際は家族等に旅行の日程や連絡先を伝えておくようにしてください。また、3か月以内の旅行等の場合、外務省の「たびレジ」に登録することにより、現地の大使館・総領事館から治安面に関する有益な情報を得ることができます。

たびレジ登録アドレス:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#

ブルネイ日本国大使館

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