総領事館からのお知らせ(熱波に関する注意喚起)

件名:総領事館からのお知らせ(熱波に関する注意喚起)

2017年04月27日

在チェンナイ日本国総領事館

【ポイント】

●インドでは例年5月初旬から熱波が発生しており,死亡事案を含む健康被害が発生しています。

●最新の気象情報を確認し,熱中症対策等に留意してください。

【本文】

1.インドでは,例年5月初旬から多くの地域で酷暑期に入り,熱波の発生により,毎年熱中症等で多くの死者が発生します。

特に,インド南東部に位置するアンドラ・プラデシュ州,テランガナ州を中心に,多くの死者が発生します。

報道によれば,昨年は熱波の影響で700人の死者が発生しました。この熱波による影響は,例年6月初旬過ぎまで続きます。

2.つきましては,インドへの渡航・滞在を予定されている方や既に現地に滞在されている方は,現地の気象予報をよく確認し,

報道等を通じ最新の関連情報を確認する等して,自身の体調の確保に十分注意してください。

3.熱中症を予防するために,特に以下の点にご留意ください。

(1) 熱中症とは

高温(多湿)な環境に長くいることで,徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ,体温調節がうまく働かなくなり,体内に熱がこもった状態を指します。

屋外だけでなく屋内で何もしていないときでも発症し,場合によっては死亡することもあります。

(2) 熱中症の症状

・めまい,立ちくらみ,手足のしびれ,筋肉のこむら返り,気分の悪化,頭痛,吐き気,嘔吐,倦怠感,虚脱感,いつもと様子が違う など

(重症になると)

・返事がおかしい,意識消失,けいれん,からだが熱い など

(3) 熱中症の予防

〇暑さを避ける。

(室内では)

・エアコン等で温度を調節(室温をこまめに確認)。

・遮光カーテンで室内温の上昇を防ぐ。

(外出時には)

・特に気温の上昇する昼前後の外出を避ける。

・日傘や帽子を着用する。

・日陰を選び,こまめに休憩する。

(体の蓄熱を避けるために)

・通気性の良い,吸湿性・速乾性のある衣服を着用する。

・保冷剤,氷,冷たいタオルなどで体を冷やす。

〇こまめに水分補給をする

 室内でも,外出時でも,のどの渇きを感じなくても,こまめに水分・塩分,経口補水液(水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの)などを補給する。

(4) 熱中症が疑われたら

(涼しい場所へ)

 エアコンが効いている室内や風通しの良い日陰など,涼しい場所へ避難する。

(体を冷やす)

 衣服をゆるめ,体を冷やす(特に,首の周り,脇の下,足の付け根など)。

(水分補給)

 水分・塩分,経口補水液などを補給する。

(自分で水が飲めない,意識がない場合)

 すぐに医療機関を受診する。または,搬送してもらう。

・在チェンナイ日本国総領事館

住所:No.12/1, Cenetoph Road, 1st Street, Teynampet, Chennai, Tamil Nadu

電話:(市外局番044)2432-3860〜3

国外からは(国番号91)-44-2432-3860〜3

ファックス:(市外局番044)2432-3859

国外からは(国番号91)-44-2432-3859

ホームページ http://www.chennai.in.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html