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在ナイジェリア日本大使館からのお知らせ(当地感染症の発生状況)
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ナイジェリア保健省が今年1〜2月の国内感染症動向を発表しました。
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在留邦人等の皆様へ
2017年4月3日
在ナイジェリア日本大使館
ナイジェリア保健省発表の1−2月期の感染症の動向
1.ラッサ熱
1−2月の患者数152 死亡者23 昨年より減少している。
ノネズミを宿主とするラッサ熱ウイルスが原因、糞から経口感染。乾期の野焼きでネズミが拡散し、感染機会が増加するものと考えられる。
症状:発熱・倦怠感・下痢・嘔吐・頭痛・腹痛
治療:抗ウイルス薬「リバビリン」ナショナルホスピタルに在庫あり。
2.はしか
1−2月の患者数3659 死亡者36 昨年より減少している。
症状:発熱・発疹
治療:特異的な治療薬はない。解熱剤は合併症を増加させるという報告があり、注意。
日本でのワクチンの定期接種は1978年からで、それ以前の出生者で、はしかの罹患歴のない場合は要注意。ワクチン接種が推奨される。
3.ポリオ
今年になってから患者は発生していない。
日本では4回の定期接種が行われている。
4.コレラ
1−2月の患者数38 死亡者4 昨年より減少している。
患者の排泄物から経口感染。
症状:下痢
治療:経口補水・輸液・テトラサイクリン系抗生物質
ワクチンの有効性は低い。
5.髄膜炎菌性髄膜炎
1−2月の患者数384 死亡者39 昨年より増加
ヒト−ヒトの飛沫感染
症状:発熱・頭痛・嘔吐
罹患時の症状は強く治療が遅れると生命の危険が高いため、4価ワクチン接種が必須。
(追加情報)ナイジェリア疾病管理センター(NCDC)は28日、同国でここ数週間に髄膜炎が流行し、疑い例1828件が報告され、全36州のうち15州で269人が死亡していると述べた。ナイジェリアは支援団体とともに感染者の急増に対処しようとしている。
○在ナイジェリア日本大使館
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