在マダガスカル日本国大使館からの注意喚起

 報道等によれば、明29日、アンタナナリボ中心部ベオリリカ地区の大型スーパーマーケット「Magro」から、同中心部アンブイジャトボ地区にある記念碑に向けて、ラヴァルマナナ元大統領支持者による大規模な行進が行われる予定であり、注意が必要です。

 在留邦人及び邦人渡航者の皆様へ

 3月29日は、1947年に反フランス植民地支配への抵抗運動がおこった日であり当国の祝日となっていますが、70周年を迎える明日、ラヴァルマナナ元大統領支持者による集会がベオリリカ地区の「Magro」で行われる予定であり、その後、同地区からアンブイジャトボ地区にある記念碑まで、集会参加者が献花のために行進を行う予定であることが報道されています。

 当地では、公共の場所での許可を得ていない集会・行進等は一般的に禁止されていますが、現時点では上記行進は許可を得ていないと考えられ、場合によっては治安部隊との小競り合い等不測の事態が発生する可能性も否定できません。

 ご承知の通り昨年は、議員数名が記念碑に献花を行った後、治安当局の許可を得ない状況で、多数の市民とともに別の記念碑に向けて行進を行おうとしたため、治安部隊が阻止のため催涙弾を発砲する事態にもなりましたので、その点からも明日の上記行進を含む政治的な行動には十分注意する必要があります。

 つきましては、明日は両地区付近になるべく近寄らないようお願いします。また、両地区付近を通りかかったり、その地区に行かざるを得ない場合でも、さらには、明日は両地区以外でも政治的集会等が行われる可能性もありますので、近くで混乱等が見られた際には直ちにその場を離れる等、安全確保に努めてください。

 今後も引き続き新聞、ニュース、インターネット等からの情報収集に努めてください。

2017年3月28日

マダガスカル日本国大使館より