在タジキスタン大使館からの注意喚起(テロ警戒)

在留邦人の皆様

[在タジキスタン大使館]欧州でのテロ等に対する注意喚起

【ポイント】

○欧州では,車両やナイフを用いたものを含め,各国でテロに対する注意が必要です。

○最新情報の入手に努め,テロの標的となりやすい場所を訪れる際には安全確保に十分注意を払ってください。

○在留届の提出または「たびレジ」の登録を必ず実施してください。

【本文】

1.欧州では,車両や銃器,爆弾,ナイフなどを用いたテロ等が続発しています。事件発生地及びそれらの周辺国でも注意が必要です。

2月3日(現地時間),フランス・パリのルーブル美術館において襲撃事件が発生しました。3月18日には,パリのオルリー空港で,男が警戒に当たっていた兵士の武器を奪取し,警察官に射殺される事件が発生しました。また,3月23日(現地時間)には英国・ロンドン市内のウェストミンスター橋及び国会議事堂(ビッグ・ベンの通称で知られる観光地)で車両突入・襲撃テロ事件が発生しました。これらに加え,テロが発生した国やその周辺国で,テロの共犯者や拠点,テロの企図者等が摘発されています。こうしたことを踏まえ,これまでテロが発生していない国を含め,欧州ではいつテロが起きてもおかしくないとの認識を持つことが重要です。

(注)最近の主なテロ事件等(以下,すべて現地時間)

【2015年】

 ○フランス:パリでの国立競技場,レストラン,コンサートホールを狙った連続テロ事件(11月13日)

【2016年】

○ベルギー:ブリュッセルの地下鉄,空港での銃撃・自爆テロ事件(3月22日)

○フランス:ニースでの花火の見物客に対するトラック突入によるテロ事件(7月14日)

○ドイツ:ヴュルツブルク近郊の近距離列車における乗客襲撃テロ事件(7月18日)

○ドイツ:アンスバッハの野外音楽祭での爆弾テロ事件(7月24日)

○ドイツ:ベルリンのクリスマス・マーケットへの車両突入事件(12月19日)

【2017年】

○フランス:ルーブル美術館での襲撃事件(2月3日)

○フランス:パリ・オルリー空港での武器奪取事件(3月18日)

○英国:ロンドン市内のウェストミンスター橋及び国会議事堂でのテロ事件(3月22日)

2.以下のテロ対策をお願いします。

(1)最新の関連情報の入手に努め,「ここは日本ではない」という意識を持ち注意を怠らない。

(2)テロの標的となりやすい場所(※)を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる,できるだけ滞在時間を短くする等,安全確保に十分注意を払う。

  (※)観光施設,観光地周辺の道路,記念日・祝祭日等のイベント会場,レストラン,ホテル,ショッピングモール,スーパーマーケット等人が多く集まる施設,教会・モスク等宗教関係施設,公共交通機関,政府関連施設(特に軍,警察,治安関係施設)等。また,車両突入の場合,ガードレールや該当などの遮へい物がない歩道などでは危険が増します。

3.在留届の提出または,「たびレジ」への登録を必ず実施してください。

3ヶ月以上海外に滞在する方は在留届の提出を,3ヶ月未満の場合は「たびレジ」への登録を必ず実施してください。(「たびレジ」の登録: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができます。また,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。

4.外務省のテロ対策パンフレットも併せてお読みください。

(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」

(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」

(パンフレットは,http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載。)