【在エクアドル日本大使館】火山活動の活発化について

エクアドル日本国大使館から、当地ガラパゴス諸島へ御訪問予定の方へ、ガラパゴス諸島イサベラ島に所在する火山の活動活発化についてお知らせいたします。

エクアドル国立工科大学地球物理学研究所(Instituto Geofisico)は,20日,ガラパゴス諸島イサベラ島に所在するセロ・アスール火山及びシエラ・ネグラ火山の活動活発化について以下の通り発表していますので、同所付近へ御訪問予定の方は御参考となさってください。

1 セロ・アスール火山及びシエラ・ネグラ火山の活動活発化

 本年2月15日以降,ガラパゴス諸島イザベラ島の南西端に所在するセロ・アスール火山及びシエラ・ネグラ火山周辺では,火山性地震が増加している。3月8日から13日にかけては,シエラ・ネグラ火山での発生数がやや増加した。同月20日時点においても,散発的に火山性地震が発生している。

 最近では,2008年5月から6月にかけて,セロ・アスール火山の活動が活発化し,溶岩が流れ,火山灰が降灰している。

2 今後の予測

 セロ・アスール火山は,今後,いずれかのタイミングで噴火の可能性がある。また,現在の同山一帯の火山性地震の発生状況は,今後,数日から数週間継続する可能性がある。風向きによっては,プエルト・ビジャミ地区(同山の東方約60km)において,火山灰の降灰が見られる可能性がある。

 なお,同山の直近の動静からは,現状において直ちに同山が噴火する可能性があるとまでは言えない。