在カラチ総領事館からの注意喚起(テロ脅威情報等)

2月28日、シンド州内務省から、テロリストがカラチ市内の施設を標的としたテロ攻撃を計画している旨の脅威情報が発出されましたので、十分注意してください。

パキスタンに滞在される皆様へ

在カラチ日本国総領事館

1 最近、パキスタン国内各地でテロ事件が多発しているところ、このたびカラチ総領事館は、テロリストが、カラチ市クリフトン地区のアブドラ・シャー・ガジ聖者廟およびクリフトン警察署を対象としたテロ攻撃を計画しているとの情報を入手しました。その他,医療機関,教育機関等の主要建物についても注意が必要です。

2 また、昨年11月にはバロチスタン州の聖者廟で、本年2月16日にはシンド州ダドゥ郡の聖者廟で自爆テロ事件が発生している他、本年1月には、カラチ市北ナジマバードの警察署に爆発物が投げ込まれる事件が発生していることから、パキスタン国内のいずれの地域でも、同様のテロ事件が発生することが、十分考えられます。

3 つきましては、これまでの各種注意喚起でもお知らせしていますが、パキスタンに滞在される皆様におかれましては、上記場所の訪問を控えていただくとともに、以下の注意事項を参考に、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心がけていただきますようお願いします。

4 特に、宗教行事開催場所等、不特定多数が集まる場所は、事件に巻き込まれる危険性が高まると考えられます。よって、そのような場所への立ち寄りは可能な限り控えていただき、やむを得ず立ち寄る必要がある場合には、以下の内容を参考に、滞在時間を極力短くし、不審な点を感じた場合には、その場から離れるようお願いします。

(1)パキスタンの各種報道等より、最新の安全情報を入手し、安全な行動を心がける。

(2)攻撃の標的となりやすい場所(モスク等の宗教関連施設(特に金曜日の午後1時〜午後3時)、宗教行事開催場所、政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、報道機関には近づかない。

(3)その他の場所(アメリカ系等の宿泊施設やファースト・フード店等を含む欧米関連施設、国連関係機関、飲食店や市場等)での用事についても、できるだけ短時間で効率的に行うよう心がけ、常に周囲の状況に注意を払う。

(4)移動途中等に集会等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。

5 なお、上記注意点以外にも、パキスタンに安全に滞在するために参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されていますので、そちらも併せてご確認ください。また、当館の連絡先についても、併せてご確認願います。

 ○ 当館ウェブサイト

    http://www.kr.pk.emb-japan.go.jp/j/

 ○ 外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン

    http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=011#header 

 ○ 連絡先

    在カラチ日本国総領事館 電話(+92−21)3522−0800

 ○ 在留届(3ヶ月以上滞在される方)

    https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/

 ○ 外務省海外旅行登録「たびレジ」(3ヶ月未満の渡航の方)

    https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/