リオ州軍警察がストを行う可能性

2017年2月9日

リオデジャネイロ日本国総領事館

リオ州の治安情報第11号

リオ州軍警察が事実上のストに入る可能性

 明日、2月10日(金)午前6時から、リオ州軍警察が事実上のストライキに入るとの情報があります。

 ブラジルでは一般治安の維持を担当する軍警察官のストライキは法律で禁じられていることから、警察官の家族や退職警察官が軍警察の詰め所等を取り囲み、隊員や警察車両が出動するのを物理的に阻止する計画(事実上のストライキ)があり、ワッツアップ等SNSを通じてリオ市内で広く参加が呼びかけられています。

(2月3日(金)からエスピリトサント州の軍警察が事実上のストライキに入っており、スト開始から6日間で同州内だけで100件を超える殺人事件が発生しているほか、略奪被害に遭った商店も20軒を超えており、本日(9日)現在も、学校や病院と言った公共施設、一般商店等が閉鎖された状態です。)

  一方で、2月8日、州知事公邸で行われた州知事と当地治安当局トップとの会合で、警察幹部が知事に対して、軍警の事実上のストは「あくまで噂である」と公に否定しており、さらにその場で州知事が、治安担当職員(警察、消防、刑務官等)に対して2月14日まで優先的に給与を支払うこと、及び最大10.22%の賃上げを約束した旨報道されているところ、ストが回避される可能性も十分あります。

  また、仮にストが行われた際にも、国軍による(治安維持への)後方支援体制は十分に整っているとの説明を治安当局から受けています。

【当館より】

 ○ 上記の通り、リオ市内において、ストにより全ての警察機能がストップするような事態が発生する可能性は低いと思われますが、特に明日(10日)の朝は、ニュース、新聞等でスト発生の有無についてよく調べた上で出勤等するようにして下さい。

 ○ 警察力の低下に伴い、商店の略奪等が発生する可能性があります。上記同様に市内の状況を注視して、安全を確認してから外出するようにして下さい。

 ○ 引き続き情報が入り次第、当館からメールマガジン、ホームページ等で最新情報を発信していきますので、ご参考にして下さい。