サンパウロ総領事館からのお知らせ(感染症情報)

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 こちらは、在サンパウロ日本国総領事館です。

この一斉通報は、在留届にて届けられたメールアドレスに自動的に

配信されております。

 もし、ご帰国、他国に転居等されておられ、帰国(転居)届が

お済みでない場合は、誠に恐れ入りますが、最寄りの在外公館または

外務省領事局政策課領事IT班(東京03-3580-3311)まで御連絡ください。

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                 サンパウロ総領事館からのお知らせ(感染症情報)

                                                平成29年1月23日

 当地主要紙によりますと、サンパウロ州内において、4名が黄熱病に感染し、死亡した旨報道されています。当館よりサンパウロ州保健局免疫課に同報道の事実関係について確認しましたところ、4名のうち1名は、アララクアラ地方のアメリコ・ブラジリエンセ市(サンパウロ市より北西260Km)に居住しており、黄熱病が流行しているミナス・ジェライス州へは渡航していなかったことが確認されました。

2017年1月21日付けオ・エスタード・デ・サンパウロ紙は、以下Q&Aを掲載して、注意を呼びかけています。

1 サンパウロ市内で黄熱病に感染する危険があるか?

 (答)いいえ。ウイルスは、サンパウロ市内で循環していない。サンパウロ市内で黄熱病により死亡した方たちはミナス・ジェライス州渡航して感染した(総領事館注:その後、アメリコ・ブラジリエンセ市在住者については、ミナス・ジェライス州渡航していなかったことが判明)。

2 サンパウロ市内に居住しているものは、予防接種を受ける必要があるか?

 (答)予防接種推奨地域への渡航を計画している場合、予防接種を受ける必要がある。例えば、ミナス・ジェライス州サンパウロ州地方都市、特に、これらの地域の農村地域。渡航予定がなければ、予防接種を受ける必要はない。

3 黄熱病が都市部で感染する可能性はあるか?

 (答)「Aedes aegypti」という都市に生息する蚊は、ジカ熱、デング熱チクングニア熱を媒体し、潜在的には黄熱病を媒体する。過去に黄熱病を媒体したことがある。しかしながら、1942年以後そのような感染は記録されていない。今日報告されている黄熱病は、農村地での感染で、「Haemagogus」という種類の蚊に刺されたことによる。とはいえ、多くの感染者が都市部を移動することにより、感染者を刺した「Aedes aegypti」が媒体して、都市部での感染が始まっていく危険があるということが懸念される。

4 一度予防接種を受けたものは、再度、予防接種を受ける必要があるか?

 (答)予防接種を受けてから10年以上経っていれば、黄熱病の感染危険地域へ渡航する際に、再度予防接種を受けることが推奨される。2回予防接種を受けたものは、生涯黄熱病に対して免疫があるとみなされている。

5 どのくらい前に予防接種を受けなければなりないか?

 (答)予防接種の免疫効果が現れるまで、少なくても10日かかる。

                                                 以上